印刷通販の選び方(中綴じ冊子編)
価格比較を利用して選ぶ
価格の一挙検索に便利なのが、印刷通販徹底比較の価格比較機能。発注したい中綴じ冊子の仕様を選択式で入力することで、簡単に比較することができます。
ネット印刷初心者も安心!サポートの有無で選ぶ
「ネット印刷は慣れないので心配…」そんなときは、サポートが充実した印刷通販から選択してみてはいかがでしょう。電話のみならず、チャットLINE等様々な方法でサポートしてくれます。
入稿に慣れない方へ!サポート充実の印刷通販会社
データの作成方法から選ぶ
現状、冊子印刷の場合PDFデータでの入稿が一般的になっています。
IllustratorやIndesignなどのソフトウェアで作成する他、Office系のソフトでデータを作成する方法もあります。
Wordで作成した文章を冊子にしたい!と思われる場合も多くあるのではないでしょうか?Office系入稿の場合は対応する印刷会社が限られることも。
印刷通販徹底比較のサイト比較では、「オフィス入稿」の対応可否が記載されているので要チェックです。
即日対応してくれる印刷会社を選ぶ
急いで冊子を発注したい!そんな時は即日発送してくれる印刷通販会社が便利です!
下記のページでは、即日・当日対応可能な印刷会社の入稿時間やエリアをご紹介しています。
注文する前に確認しよう!(中綴じ冊子編)
綴じ方向は主に3種類
中綴じに限らず、冊子には綴じ方向があります。オーソドックスなのが右綴じ、左綴じ。その他、カレンダーなどに使用される上綴じというものもあります。
右綴じは縦書き・左綴じは横書きの本でよく使用されます。読みやすさに関係してきますので、内容にあった綴じ方向で指定しましょう。
冊子印刷のページの数え方と名称
冊子印刷を発注する場合、表紙・背表紙などを含めたページ数で発注します。
例えば、本文ページが8ページの冊子の場合、表紙を1ページ目とし、
- 1ページ目→表紙(表1)
- 2ページ目→表紙の裏(表2)
- 3〜10ページ目→本文
- 11ページ目→裏表紙の裏(表3)
- 12ページ目→裏表紙(表4)
となるので、12ページの冊子となります。
何ページまで作成できる?
中綴じ冊子は、紙を重ねて真ん中を折って針金などで閉じるという特性上、作成できる厚さに上限があります。
一般的に、8〜60ページ程度と、比較的ページ数の少ない冊子に向いています。
印刷会社によっては、90ページ近くまで発注できる場合もありますが、ページ数が多かったり紙が厚かったりすると膨らみが出やすくなるので、気になる場合は無線綴じなど他の製本方法を選択すると良いでしょう。
表紙と本文用紙を選ぼう
中綴じ冊子の紙選びでは、まず本文と表紙を違う紙で印刷するか、同じ紙で印刷するかを決めましょう。
製本を表紙と本文を同じ用紙にすることを「共紙(ともがみ)」と言います。
よくフリーペーパーなどで使用されているのがこちらの方法。コストを抑えることができます。
違う用紙で発注する場合、一般的に表紙は本文より厚めの紙を選ぶと装丁がしっかりとします。
選ぶ用紙によって表紙のイメージが随分変わりますのでデザインに合った用紙を選びましょう。
本文用紙の選び方
本文の用紙は、何を載せるかによって変えましょう。ここではポピュラーな用紙を紹介します。
コート紙
ツヤツヤとした塗装が施されている特徴のコート紙。写真や絵を綺麗に見せることができるので、写真が多い冊子などに向いています。雑誌などによく使用されているのもこの用紙です。
上質紙
無塗装の用紙。テカリがないので、可視性が高くなり、写真などが少なく、文章が多い冊子に向いています。
もちろん、上記の用紙以外にもさまざまな用紙があります。
印刷会社・印刷所によって取り扱っている用紙が異なりますので、用紙見本サンプルを取り寄せてみるとよいでしょう。用紙見本については下記の記事もご参考ください。
【2022年版】印刷通販・ネット印刷の用紙見本サンプルを取り寄せしよう!
よくある質問(中綴じ冊子編)
何ページから作れるの?
最低8ページから、作成できます。
1枚の用紙を2つ折りにするので、4ページ単位でページが増えます。
ちなみに1枚の紙を折って4ページにした状態のものは折りパンフレットと呼ばれます。
4ページ単位以外で作れないの?
中綴じ冊子は、用紙を二つ折りにして綴じるという作成方法の性質上、4ページ単位でしか作る事ができません。
2ページのみ追加したいという場合は、無線綴じなど他の綴じ方法で作成しましょう。
(例外として、表紙を内側に折り込む観音表紙というものもあります。)
印刷データの基本作成方法(中綴じ冊子編)
冊子の名称
冊子の作成の際に必要な用語について説明します。
- 小口(こぐち)
- 冊子の断ち切り側
- ノド
- 冊子の綴じ側
冊子作成次には、最終的に小口側を断裁して仕上げます。一般的に、切れてはいけない文字やデザインは仕上がり位置よりも3mm以上内側へ配置した方がよいとされています。
- 天
- 印刷物の上側
- 地
- 印刷物の下側
印刷物の上下を表す「天」「地」は、作成ソフトのマージン(余白)設定時などにも使用します。
ページの並べ方
冊子のページ作成方法には主に3つの方法があります。
印刷会社によって、推奨される作成方法が異なるので確認の上データ作成を行いましょう。
見開き
視覚的にわかりやすいのが見開きでの作成。
冊子を開いた状態の配置でデータを配置。見開きごとにファイルを作成します。
単ページ
単ページでの入稿は、各ページごとにファイルを作成します。
1枚単位でページを差し替えることができ、ファイル容量が少なくなる、ページの差し替えがしやすいなどのメリットがあります。
対向ページ(対向面付け)
中綴じ冊子の場合、例えば12ページの冊子であれば、1枚の用紙に片面2ページ=両面で4ページにしたものを、3枚重ねることで作成します。冊子にした時に正しい順番になるように作成したものを対向ページと言います。
よくある失敗(中綴じ冊子編)
ページの順番を間違えていた
ページの入れ替わりは中綴じ冊子ではよくある間違い。
防止策としては、必ず各ページにノンブル(ページ番号)を入れること。
デザイン的に入れることができない場合は、トンボ外に入れるなどして工夫しましょう。最終チェック段階で気づきやすいです。
真ん中のページの文字が切れた
中綴じ冊子の特徴として、綴じた際に中に入るページほど、小口の断裁部分が多くなります。
特に用紙に厚みがある場合や、ページ数が多い場合は要注意。
切れたくない文字やデザインは、小口付近に配置しないようにしましょう。