ネット印刷会社の多くは冊子印刷メニューを扱っていて、印刷通販ならではの低価格・短納期を掲げていますね。
そのため、今は同人誌印刷にネット印刷を利用している人も増えています。

印刷通販会社においても、同人誌に特化したサービス・商品を展開するところも登場し、装丁・仕様に凝りたいユーザーも納得の冊子印刷ラインナップが揃っていたりします。
今回は、印刷通販5社の同人誌印刷について比較していきますね!
 

コミグラ(グラフィック)

 
ネット印刷のグラフィックでは、コミグラという名称で特設サイトを設け、同人誌印刷・同人グッズ印刷に特化したサービスを提供しています。

コミグラでは、単に冊子やグッズを作れるだけではなく、同人誌即売会へ参加申し込みをする際の手順や、頒布のコツなどが解説されたコミグラ通信などのコンテンツも充実。

また、もともとは同人誌印刷専門の印刷所しかやっていなかった、同人誌即売会への直接搬入(発注した同人誌を、イベント会場の自分のブースまで搬入してくれる)サービスも行なっています。

コミグラの同人誌印刷は変形サイズも選択可能ですし、部数によってはハイエンドデジタルの6色RGB印刷も使えます。


同人グッズ印刷も、さまざまなアクリルグッズ印刷やブースクロス(サークルシート)印刷・同人ペーパー印刷など、同人活動に寄り添う品揃えですよ。

グラフィックのサイトへ

 

コミックパック(プリントパック)

 
印刷通販のプリントパックでは、同人誌印刷と同人グッズ印刷専用のサイトコミックパックを開いています。

ここではプリントパックの低価格と豊富なメニューをそのまま、同人活動に最適なラインナップで集めてあるので、すぐに検討・発注ができますよ。

 

サークルスペースで飾りたい、展示用フォトパネル印刷やバナースタンド印刷、スタンドPOP印刷・卓上POP印刷などもあります。

 

肝心の同人誌印刷も、大部数はもちろんオンデマンド印刷では1部から作れて、コミックサイズ(かんたん中綴じ本)なども選べます。

プリントパックのサイトへ

 

プリントネット同人部(プリントネット)

 
ネット印刷のプリントネットでは、印刷通販業界全体でもかなり早い段階から、プリントネット同人部というページを作って同人誌印刷を手がけてきました。

同人部の方で注文できる商品はプリントネットとほぼ同一ですが、漫画同人誌制作で人気のCLIP STUDIO PAINTでの書き出し・入稿方法を丁寧に解説していたり、タペストリー印刷やテーブルクロス(サークルシート)印刷メニュー展開など、同人活動を応援する内容になっています。

また、プリントネット同人部は、同人誌印刷で選べる特殊紙の紙種が豊富という特徴もあります。

表紙用紙にパウダリースノー160kgやパルルックトワイライト185kg、本文用紙に琥珀淡クリーム90kgやアルトクリームマックス69kgなどが使えるのはかなり嬉しいですね。

プリントネットのサイトへ

 

WAVE(ウエーブ)の同人誌印刷

 
印刷通販のWAVE(ウエーブ)では、同人誌印刷も支援していて、サイトトップにコミケなどの大イベント用入稿締切・搬入情報を掲載しています。

同人向けメニューとしては、3種の製本方法の冊子印刷があります。

無線綴じ冊子・中綴じ冊子・PUR製本冊子の3つで、PUR製本冊子はなんと本文608ページまでOK!

また、WAVEでは中綴じ冊子印刷でもページ数を多くとれるのが特徴で、一般的には針金綴じの中綴じ冊子は上限40ページ程度が主流ですが、WAVEでは最大で64ページまで可能

その他、同人誌の表紙印刷や、手ごろなスティックポスター印刷なども扱っています。

WAVEのサイトへ

 

ファインワークスの同人・コミック誌印刷

 
ネット印刷のファインワークスでは、無線綴じ冊子で作る同人・コミック誌を同人誌印刷メニューとして提供中です。

本文16ページから最大296ページまでの製本が可能で、オールフルカラー印刷もできます。
そしてファインワークスの同人・コミック誌印刷の一番の特徴は、料金内で色上質 中厚口の遊び紙を入れられること。

しかも、遊び紙は冊子の前のみか前後かを指定できて、色上質のカラーも28色から選択OK!


通常は別料金のことも多い遊び紙ですが、作品に合った遊び紙を入れると本の装丁のクオリティもアップするので、ぜひ作品にふさわしい色を選んでみてください。

ファインワークスのサイトへ

 

ネット印刷5社の同人誌印刷、各社それぞれに独自の取り組みが見られましたね。

同人誌印刷は、同人誌専門の印刷所で刷るのがもっとも融通もきいて装丁の自由度も高いですが、印刷通販の強みは低コストである点と、土日祝日なども営業日計算しているところが多い点。
筆者も以前、お盆期間に冊子を入稿・製造してもらいたくて印刷会社を探した結果、通常営業していたネット印刷に救われた経験があります。
うまく使い分けながら、ネット印刷会社の利便性にも頼ってみるのがおすすめです!