印刷通販の選び方(無線綴じ冊子編)
価格比較を利用して選ぶ
価格の一挙検索に便利なのが、印刷通販徹底比較の価格比較機能。発注したい無線綴じ冊子の仕様を選択式で入力することで、簡単に比較することができます。
ネット印刷初心者も安心!サポートの有無で選ぶ
「ネット印刷は慣れないので心配…」そんなときは、サポートが充実した印刷通販から選択してみてはいかがでしょう。電話のみならず、チャットLINE等様々な方法でサポートしてくれます。
入稿に慣れない方へ!サポート充実の印刷通販会社
データの作成方法から選ぶ
無線綴じ冊子はIllustratorやIndesignなどのソフトウェアで作成する他、WordなどのOffice系のソフトでデータを作成する方法もあります。
現在はPDF入稿が主流ですが、Wordで作成した文章をそのまま冊子にしたい!と思われる場合も多くあるのではないでしょうか?
印刷通販徹底比較のサイト比較では、「オフィス入稿」の対応可否が記載されているので要チェックです。
注文する前に確認しよう!(無線綴じ冊子編)
無線綴じ冊子の特徴はなんといっても「背表紙」
無線綴じ冊子は、背の部分を糊で固めて表紙用紙で包むという方法で製本されるため、背表紙ができるというのが大きな特徴。背表紙にはタイトルなども入れることができますね。
教科書や新書・コミック誌などにもこの製本方法が使用されており、ページ数が多い読み物に向いている製本方法です。
本文と同じ大きさの表紙で綴じられたものを並製本(ソフトカバー)、別仕立ての厚い用紙で綴じられたものを上製本(ハードカバー)と呼びます。
また、カバーや帯といったオプションをつけることができるのも無線綴じ冊子の特徴です。
綴じ方向は主に3種類
無線綴じに限らず、冊子には綴じ方向があります。オーソドックスなのが右綴じ、左綴じ。その他、上綴じというものもあります。右綴じは縦書き・左綴じは横書きの本でよく使用されます。読みやすさに関係してきますので、内容に合った綴じ方向で指定しましょう。
表紙用紙の選び方
無線綴じ冊子の場合、表紙用紙は本文用紙よりも厚めのものを選ぶと、よりしっかりし、製本が綺麗に見えます。
また、表紙が単色モノクロ印刷などの場合は、色付きの用紙などを選択するとアクセントになります。
本文用紙の選び方
本文の用紙は、冊子の内容によって選び分けましょう。例えば、写真を多く掲載する場合は、写真の発色が美しく見える光沢紙。文集などの読み物の場合は、長時間読んでも目が疲れにくい上質紙などの光沢がない用紙を選択します。
また、ページ数が多い冊子の場合は本文用紙に分厚い用紙を選んでしまうと、本の重量が重くなってきます。仕上がりを想定した用紙選びが大切です。
ここではポピュラーな用紙を紹介します。
コート紙
ツヤツヤとした塗工が施されている特徴のコート紙。写真や絵を綺麗に見せることができるので、写真が多い冊子に向いています。雑誌などによく使用されているのもこの用紙です。
上質紙
非塗工の用紙。テカリがないので可視性が高い。写真よりも文章が多い冊子に向いています。
印刷会社・印刷所によって取り扱っている用紙が異なりますので、用紙見本サンプルを取り寄せてみると便利です。用紙見本については下記の記事もご参考ください。
【2022年版】印刷通販・ネット印刷の用紙見本サンプルを取り寄せしよう!
よくある質問(無線綴じ冊子編)
何ページから作成できる?
本文20ページ(表紙込み24ページ)から作成できるのが一般的です。
ただし、背の部分を糊で固めて表紙用紙で包むという作成方法のため、ページ数が多めのものに向いています。
印刷会社によって指定できる枚数は様々ですが、300ページ以上で作れる印刷会社も。
何ページ単位でページを増やせる?
2ページ毎に増やせる印刷会社や、8ページ毎に増やせる印刷会社など、印刷会社によって異なります。
また、印刷会社によっては「全体的にはモノクロで、一部だけカラーにする」などが指定できるところもあります。
印刷データの基本作成方法(無線綴じ冊子編)
無線綴じ冊子のデータ作成の基本
表紙作成の際は、表紙・背表紙・裏表紙が1枚になったデータを作成する必要があります。
背幅は、本文部分のページ数と、使用する用紙によって異なり、(表紙用紙の厚さ×2)+(本文用紙の厚さ×本文のページ数÷2)=背幅(mm)という式で求めることができます。
無線綴じ印刷を取り扱っている印刷会社では、多くのところで計算ツールを提供しているので上手に利用しましょう。
本文ページの並べ方
冊子のページ作成方法は印刷会社によって、推奨される作成方法が異なるので、確認の上データ作成を行いましょう。
ここではポピュラーな並べ方を紹介します。
見開き
視覚的にわかりやすいのが見開きでの作成。
冊子を開いた状態の配置でデータを配置。見開きごとにファイルを作成します。
単ページ
単ページでの入稿は、各ページごとにファイルを作成します。
1枚単位でページを差し替えることができ、ファイル容量が少なくなる、ページの差し替えがしやすいなどのメリットがあります。
よくある失敗(無線綴じ冊子編)
ページの順番を間違えていた
ページの入れ替わりや抜けは冊子ではよくあるミスですね。
防止策としては、必ず各ページにノンブル(ページ番号)を入れること。デザイン的に入れることができない場合は、トンボ外に入れるなどして工夫しましょう。
ページのノド側が切れた
無線綴じの場合、糊で接着しているノド(綴じている方)側は完全に開けないことが多く、ページが厚くなればなるほどページ同士が重なって見えにくくなります。隠れて欲しくない内容は、あまり内側には配置しないようにしましょう。
また、見開きで写真などを配置したい場合は、右のページと左のページで重複した部分を作るなどの工夫も必要です。