印刷通販を利用してデータ入稿する際、Adobe系のアプリケーションでデータ制作をしたり、印刷通販サイト上のオンライン編集ツールを使ってデータを用意することも増えましたね。
でも、オーソドックスな印刷物作りの場合、PowerPointやWord・Excelなどのoffice系ソフトでやる方が得意!というかたも多いと思います。
ここでは、office系データで入稿可能なネット印刷6社を紹介・比較していきますね!
 

※Office入稿について

 
ほとんどの印刷通販会社では、office系ソフトで作られたデータは、PDF形式に変換・保存すれば入稿を受けつけてくれます。
Word・Excel・PowerPointのいずれも、2010以上のバージョンであればソフト内機能でPDF保存ができますので、レイアウトの崩れや文字化けを防ぐためにもPDFで保存・入稿すると安心です。

その上で、今回ご紹介する6社はoffice系データ形式のまま入稿OKのところばかりなので、PDF保存が難しい場合やOS・officeのバージョンが古い場合などにお役立て下さいね。
もちろん、この6社はPDF入稿も歓迎ですよ!
 

プリントパックのofficeデータ入稿

 
ネット印刷大手のプリントパックでは、office系データの入稿においても非常に柔軟な受け入れ体制をとっています。


Windowsでのoffice系データは、かなり古いOS・バージョンで制作したものでも一部を除いてネイティブ形式データのまま入稿が可能!


それ以外でも、プリントパック専用アプリケーションでoffice系データなどを印刷データに変換できたり、もちろんPDFに自前で変換・保存したデータでの入稿も大歓迎

なお、Macで制作したoffice系データのみ、PDFかJPGでの入稿限定となります。

プリントパックのサイトへ

 

グラフィックのofficeデータ入稿

 
印刷通販大手のグラフィックでは従来、office系データをアップロードして入稿・注文ができるサービスのグラフィック・ビズを別個で運営してきました。
専門的なデザインソフトを持っていないユーザーにも、気軽に印刷発注を楽しんでほしいという心配りで、多くの利用者を支えてきたサービスですね。

2023年11月現在、グラフィックでは「スマートチェック」が充実したため、グラフィック・ビズの方ではなくグラフィックのサイト本体からoffice系データの入稿が可能となっています。

スマートチェックは注文者が印刷データをアップロードすると、web上の3Dプレビューで仕上がりイメージまで確認でき、データチェックを完了させられます。

なお、冊子印刷のみまだスマートチェックに対応していないので、office系データで冊子印刷を発注する際は、従来通りグラフィック・ビズから入稿を行ないましょう。

グラフィックのサイトへ

 

バンフーのofficeデータ入稿

 
ネット印刷のバンフーオンラインショップ(帆風)では、Windows版のoffice系データでの入稿を受けつけていますが、デザインソフトで作られた印刷データとは入稿・注文の手順が異なります。

office系データはレイアウト崩れや文字化けが起こりやすいデータであるため、バンフーではデータチェック後のPDF校正を必須としていて、チェック後にPDF変換した入稿データを注文者へ送ってくれます。


それを注文者が確認・承認してから生産工程へ進むので、office系データでも安心して入稿できる印刷通販だといえますね。

バンフーのサイトへ

 

よみプリのofficeデータ入稿

 
印刷通販のよみプリでは、Windows版のWordとPowerPointであれば、ネイティブデータ形式のまま入稿が可能です。

同じoffice系データでもExcelについては、PDF変換・保存されたもののみ入稿OKとのことで、覚えておくとよさそうですね。

よみプリでは多くの印刷商品でWordとPowerPoint用のテンプレートも用意されていますし、officeユーザーにとって心強いネット印刷の一つでしょう。

よみプリのサイトへ

 

ファインワークスのoffice系データ入稿

 
ネット印刷のファインワークスでは、office系ソフトで作成されたデータを無料で印刷用のデータ形式に変換してくれます。

ただ変換するだけではなく、レイアウトとカラーを注文側のイメージになるべく近づくようファインワークスの専用システムで変換処理し、確認用画像を送ってくれるとのこと!


完成イメージを共有できるよう、入稿時は出力見本用のプリントスクリーン画像を入稿データ分添付する必要があります。

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JBFのoffice系データ入稿

 
印刷通販のJBFでは、office系アプリケーションで作成されたデータは基本的に、「PDFでの入稿のみ受けつけ」となります。

JBFのサイトでは、Word・Excel・PowerPointのソフト別に、PDF保存するやり方も詳しく説明されています。

その上で、office系データをネイティブ形式のまま入稿したい利用者向けに、オフィス入稿おまかせサービスも提供中!

これは納期加算+1日の有料サービスですが、データ変換を印刷会社にお任せできる安心感は大きいですね。

JBFのサイトへ

 
 
ネット印刷6社のoffice系データ入稿について、それぞれの特色がみられましたね。
ただ前提として、Publisher以外のoffice系ソフトだとカラーモードをCMYKにできないため、印刷すると色みの変化が起こることは避けられません。
体裁崩れも発生しやすい観点から、各印刷会社ではoffice系データをPDF保存したものの入稿を推奨しています。

でも、どうしてもPDFにできない場合もあるでしょうし、その時は上記6社などの印刷通販へ問い合わせてみて下さいね。