少し前まで、ネット印刷への印刷データ入稿にはAdobe系ソフトなどの使用がほぼ必須でしたね。
現在でも、作りたい印刷物の種類と印刷会社によっては「illustratorのAiデータ限定」といったケースがよくあります。
そんな中、無料で使える画像デザイン編集アプリCanvaが普及して、印刷通販界隈でもCanvaに対応したテクニカルガイドを公表するところも増えてきました。
そこで今回は、Canva入稿対応のネット印刷5社を紹介していきますね。
 

Canvaとは?

 
はじめにCanvaの概要に触れます。
Canvaはオーストラリア発祥の画像デザイン編集ツールで、今では世界190の国で使用されています。月間アクティブユーザーは1億人以上ともいわれ、無料プランでも多くの機能やテンプレートを使えるところが人気ですね。
パソコンにもスマートフォンにも対応していて、複数デバイス間で同期しながら編集可能な点も便利です。
 

バンフーオンラインショップ(帆風)

 
ネット印刷のバンフーオンラインショップ(帆風)では、Canvaを使った入稿データ作りを応援していて、わかりやすいCanvaテクニカルガイドと解説コラムを公開してくれています。

【バンフーのインサツコラムより】
Canvaの使い方を基礎から応用まで解説 | バンフーオンラインショップ
無料版のCanvaで印刷データをつくる! | バンフーオンラインショップ

非常に丁寧に説かれているので、Canvaの使用が初めての人も安心ですね。
無料版Canvaでは作成データのカラーモードが全てRGBになること、PDF形式で保存する際に埋め込まれないフォントがあることなど、注意点も確認できるから助かります。


バンフーでは、チラシ・フライヤー印刷などでCanvaデータに完全対応していますよ。

バンフーのサイトへ

 

メガプリント

 
印刷通販のメガプリントでは、簡潔でわかりやすいCanva作成ガイドを公開しています。

無料版Canvaで印刷データを制作する時の手順と注意がまとめられていて、「モノクロでの印刷を希望する場合は#000000の黒を使う」「画像素材をアップロードして使う場合は解像度300dpi以上のものを使う」など、見落としがちな確認事項もチェックしやすいですよ。


なお、メガプリントは後加工が必要な印刷物だとCanva作成の印刷データでは対応できないため、その場合はillustratorでデータ制作してくださいとのことです。
メガプリントではシール・ステッカー印刷やしおり印刷など、オリジナルグッズやノベルティにも向く印刷商品がいっぱいですよ。

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マヒトデザイン

 
ネット印刷のマヒトデザインでは、ホームページのご利用ガイド内にCanvaでのデータ作成手順を掲載中です。

とても見やすいページ構成なので、目を通しておくと自信を持って入稿できそうですね。
CanvaではカラーモードがRGBとなり、CMYKは有料版での機能に限られることなども詳しく説明されています。


マヒトデザインはポスター印刷やのぼり印刷、クリアファイル印刷など多くの印刷商品を手がけています。新規会員登録で200ポイントももらえますよ。

マヒトデザインのサイトへ

 

名刺21

 
名刺などの印刷で知られるネット印刷の名刺21は、サイト上のテクニカルガイドページでAdobe illustratorやPhotoshopと並び、Canvaでのデータ作成方法ガイドを載せています。

画像も併せてわかりやすく説明されていて、実際の注文の際は備考欄から、Canvaでデータ作成した旨を伝えるようにとのことです。

Canvaでは編集可能範囲と作成範囲が限られていること、名刺21の自動データチェックには対応していないためオペレーターチェックを選択して入稿することなども明記されています。名刺21では名刺印刷だけでなく、コルクコースター印刷やペーパーファイル印刷など、豊富な品揃えが魅力ですよ。

名刺21のサイトへ

 

ライオン印刷

 
印刷通販のライオン印刷では、無料版Canvaに対応したデータ作成ガイドを公開中です。

ガイドでは一例として、ライオン印刷の名刺印刷を注文する場合にCanvaで入稿データを作る手順が解説されています。

ライオン印刷ではCanva以外でも、PowerPointやWordから制作されたPDFファイルで入稿することもOKなので、これらのツールでデータを作っている印刷ユーザーは非常に助かりますね。
ちなみにライオン印刷は小ロット20枚からの名刺印刷や、チケット印刷・チラシ印刷などのラインナップが揃っていますよ。

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以上、Canva入稿対応のネット印刷5社特集でした。
今回とり上げた印刷通販以外でも、その会社の規定を満たしたPDFファイルになっていればCanva作成データで印刷できるところは多いですので、無料版Canvaを愛用するユーザーも安心してネット印刷を利用してみてくださいね!