オフセット印刷に強みがあるネット印刷5社を比較!大部数をきれいに刷ろう!
最終更新日: 2024年04月22日
近年、印刷の世界は技術革新がめざましいです。
小ロットに優しいオンデマンド印刷の品質が飛躍的に向上したり、スピーディーながらマットな仕上がりのデジタルオフセット印刷が普及したりと、進歩を感じることが増えましたね。
しかしやっぱり、大部数の印刷でハイクオリティな完成度を求めたい時はオフセット印刷が安心です。
ここでは、オフセット印刷に強みを持つ印刷通販5社を比較特集していきますよ。
★オンデマンド印刷+デジタル印刷についてはこちら
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オフセット印刷についておさらい
まず、オフセット印刷についておさらいしましょう。
オフセット印刷は印刷ごとに「版」を作成し、その版から転写して紙へ印刷を行なっていく印刷方式です。
工程として必ず「版」を作るため、その分の手数はかかりますが、版さえできてしまえば大部数を高速で出力することが可能。
品質も安定していて、主流のAMスクリーンはほとんどの印刷物を標準的に仕上げることができますし、場合によってはFMスクリーンでモアレなどの少ない印刷結果を狙うケースもあります。
なお、印刷会社によっては、AMスクリーンとFMスクリーンのよい部分を兼ね備えたハイブリッドなオフセット印刷(XMスクリーニング)ができるところもあります(後述)。
グラフィックのオフセット印刷
ネット印刷大手のグラフィックでは、印刷方式も絶えず進化を続けています。
現在、グラフィックの印刷物はUVオフセット・ハイエンドデジタル・デジタルオフセット・オンデマンドの4形態で製造されていて、印刷物の仕様によって選択肢が決まります。
また、この中でさらに、グラフィックビジョン(オフセット印刷のグレードアップ)・スーパーリアル(ハイエンドデジタル印刷の高画質オプション)という派生方式もあります。
グラフィックのオフセット印刷は線数210線・グラフィックビジョンなら280線と、業界標準よりかなり高品質です。
なお、有料サービスになりますが、利用者側で印刷方式を指定することも可能(※オンデマンド印刷以外の発注時)です。
東京カラー印刷の高精細240線印刷Sublima
印刷通販の東京カラー印刷では、フルカラーのオフセット印刷全てでプレミアム高精細印刷をスタンダードにしています。
これはSublima(スブリマ)によるXM(クロス・モジュレーション)スクリーニング技術で、従来のオフセット印刷AM/FMスクリーンの優れた点を組み合わせたハイブリッドなオフセット品質です。
線数240線のプレミアムカラーはグラデーション再現もつややかで、細部までリアルな仕上がりが望めます。
ファインワークスのオフセット印刷
ネット印刷のファインワークスでは、オフセット印刷はAMスクリーン175線で出力されています。
何より、ファインワークスは環境への取り組みを大切に掲げていて、オフセット印刷のインキに植物油インキ(油性印刷)かnonVOCインキ(UV印刷)を使用。
環境にも人にも優しい印刷を実現しているといえますね。
ちなみにファインワークスでは使用電力のうち年間12000kWh、バイオマス発電による自然エネルギーでまかなっている特徴もあります。
こがわの高精細XMスクリーニングオフセット印刷
印刷通販のこがわでは、ほぼ全てのオフセット印刷商品で高精細XMスクリーニング240線オフセットを提供中です。
Sublima(スブリマ)を採用したプレミアム高品質印刷で、従来のオフセットを超える美しい出力結果を叶えます。
XMスクリーニングは彩度表現を向上させ、細かな箇所まで再現しなめらかな印刷となるので、モアレやロゼッタパターンと呼ばれる画質上のノイズも減り、美麗でクリアな「データそのもの」により近いビジュアルが楽しめるでしょう。
WAVEの高精細オフセット印刷
ネット印刷のWAVEでは、全てのオフセット印刷物を高精細印刷で提供しています。
WAVEの高精細印刷は、AMスクリーン240線かハイブリッドスクリーニングのどちらかで行なわれています。この2つは、利用者側で指定することはできないのですが、WAVE側で印刷データに応じて最適なほうで出力してくれますよ。
通常の商業印刷ではAMスクリーン175線程度が標準ですが、WAVEではAMスクリーンでも240線・またハイブリッドスクリーニングではXMスクリーニングにより、常に高品質な仕上がりが期待できます。
印刷通販5社のオフセット印刷についてご紹介しました。
大部数での安定した品質はオフセット印刷の強みなので、利用シーンに合わせて検討してみてくださいね。