バイオマスマークとは?<印刷物につける環境マーク>
最終更新日: 2021年07月13日
「レジ袋有料化義務化」の導入によって日本でも随分と環境に対する意識が変わってきたように思います。
そのレジ袋に、最近よく<バイオマスマーク>がデカデカと印刷されているのをみかけます。急速に普及したこのバイオマスマーク。
調べてみると植物など生物由来の資源(バイオマス)を何パーセント利用しているかを表しているようです。右下に入っている数値がバイオマスの含有割合です。そしてレジ袋のこの数値が25以上である場合、有料化義務の対象外となり無料で配布しても良いこととなっているようです。
写真は先日スーパーで購入したレジ袋です。バイオマス10と表示されており25%に満たないためか、きちんと有料で3円で購入いたしました。
バイオマスマークとは?
バイオマスマークを運営する一般社団法人日本有機資源協会のウェブサイトには
バイオマスマークは生物由来の資源(バイオマス)を活用し、品質及び安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印です。
と記載されています。今まで廃棄されていたり、使われていなかったりした生物資源(バイオマス)を利用することで、化石資源の使用を抑制し、地球温暖化ガスを減らすことができるという考え方に基づいています。
バイオマスマーク商品の認定を受けるには、審査委員による書類審査に合格する必要があります。認定商品は日用品、事務用品、繊維、物流・包装、土木・建築、農林・漁業、情報・通信、その他と多岐にわたっています。
バイオマスマーク認定商品の中で、印刷に関係のある品目を見てみると、バイオマス粘着剤を使用したシール・ラベルや、バイオマスを原料とした紙、バイオマスインキを使用した印刷物などが認定を受けています。
バイオマスマークを付けることができる印刷通販
バイオマスマークは基本的に商品に対して認証するマークなので印刷物自体につけることは稀かと思います。
ただ、バイオマスインキを用いることで印刷物にバイオマスマークを記載することができるようです。
調べたところバンフーオンラインショップの情報誌”VANFU HOT NES No.138”には
<バイオマスインキ>植物由来のインキを用いた印刷物に記載できる「バイオマスマーク」で環境商品をPR!
と書かれていますので問い合わせてみる価値がありそうです。