=『印刷通販 徹底比較』管理人の独言=
私は1997年に新卒社員として広告代理店に入社し、流通、金融系クライアントを中心に、
折込チラシやポスター、DMなど紙メディアを中心としたお仕事を請け負っておりました。
その頃の印刷見積もりは、印刷会社営業マンが都度都度作成していたものであり、営業マンの判断で値段が
上下するような状況。
広告代理店は3社以上に相見積もりをとることが通常だったので、印刷会社の営業マンは見積もり作成に
かなり多くの時間を割かれていたことと思います。
2000年よりインターネットの広告業界に転身いたしましたが、
2000年の時点では、私にはインターネットがまぶしいほど輝かしく見えていました。
メールを配信したり、バナー表示をするだけでほとんどノーコストで広告が配信できてしまう。
こんれほどイイモノがあるのだろうか、と。
それから8年間はインターネット広告三昧の日々。
2000年には安いと思われたインターネット広告費も、8年でみるみる高騰し、
業種によっては「ワンクリック3000円」という異常な事態に陥っていました。
そんなある日仕事でチラシを印刷しようと、印刷通販の価格表を見て、愕然としました。
8年前の自分の経験則で考える印刷費用の半額以下の金額が記載されていたからです。
自分が印刷を離れて8年間、印刷業界の方は効率化と工夫を重ねここまでクリアな
価格表を提示できるまでに至ったのかと思うと頭の下がる思いでした。
感動を共有しようと、身近な人に「最近は印刷物も通販で安く刷れるので、コスト削減できますね」と話を振ってみました。
ところが、どなたも印刷通販についてあまりご存知ありませんでした。
実際は「印刷通販」というものがあるとは知っていても、見積もりを比較したり、
利用したりというアクションに至ってないというのが正しいところでしょうか。
また、従来型印刷会社の営業の方に「最近は印刷通販が安いので、御社も大変ですね」と話を
振ってみました。ところが、印刷業界に身を置いている彼らでさえ、印刷通販のがどのような
価格帯かご存知ありませんでした。
私は、もっとたくさんの人に印刷通販を利用していただき、通販がスタンダードになるべきなのにと憤慨しました。
8年かけてドンドン高騰したネット広告。一方で通販などの効率化によりどんどん価格帯を下げた印刷。
どこかで広告主からみたROIが逆転する分野が増えてくるのでは?と考えるとワクワクしています。
私は自ら印刷通販会社を立ち上げることはできませんが、印刷通販を運営している会社を尊い、
陰ながら印刷通販がスタンダードとなるよう応援する気持ちを込め、日々サイトを運営しています。
2008年8月