データ作成に必要なソフト

印刷通販では完全データ入稿を前提としている会社がほとんどである。

完全データ入稿とは「お客様の方でデザインとレイアウトまでして”このまま刷ればOK”という状態のデータを送ってください」ということ。
高いレベルのクリエイティブを考えている場合は、デザインのみ広告代理店やデザイン事務所に外注するか、社内に制作系ソフトを持ってデータを作成することとなる。
制作系のソフトは高額ではあるが、印刷物の作成頻度の高い会社であればソフトを購入しデザインを内制化してしまった方が安くなることも。

制作系のソフトには線で図表を描くドロー系ソフト、ビットマップ画像を扱うペイント系ソフト、ページレイアウトを行うレイアウト系ソフトなどがある。

★ドロー系ソフト
ドロー系ソフトのシェアは圧倒的にAdobe Illustrator。写真の加工がなく、またページ数がそれほど多くない印刷物であればAdobe Illustratorだけでデータ作成をしてしまう人も多い。

Adobe Illustrator CS3
アイデアを簡単にカタチにできる業界標準の多彩な描画ツール、カラーバリエーションを手軽に試せる新しいカラーコントロールを搭載し、効率的な作業、さらには他のアドビアプリケーションとの密接な連携が可能です。パフォーマンスが向上した Adobe Illustrator CS3 なら、魅力あふれるグラフィックをスピーディに制作できます。


楽天で探す

アドビストアで探す

★ペイント系ソフト
ペイント系ソフトも、ドロー系ソフトと同じくAdobeのシェアが高く、Adobe Photoshopを利用するのが一般的。写真の補正や合成、リサイズなどをしてIllustratorにはめ込める形にする。写真メインであればそのまま原稿として入稿も可能。大手印刷通販ではPhotoshopでの入稿を受け付けている。
ドロー系ソフトのシェアは圧倒的にAdobe Illustrator。写真の加工がなく、またページ数がそれほど多くない印刷物であればAdobe Illustratorだけでデータ作成をしてしまう人も多い。


Adobe Photoshop CS3
画像編集のプロフェッショナルスタンダードが、さらなる進化を遂げて登場。画質劣化のないスマートフィルタ、高精度なカラー補正、強化されたコピーツールや修復ブラシツールなど、最高水準の画像編集ツールセットを搭載。さらに、レイヤー自動整列・合成機能、クイック選択ツールといった革新的な機能により、高度な画像合成がかつてないほど簡単に行えます。


楽天で探す

アドビストアで探す

★レイアウトソフト
レイアウトソフトは、画像や文字を配置してページレイアウトをする際に必要なソフト。QuarkXpressが古くから高いシェアを誇っていたが、近年はAdobe Indesign の利用が増えてきている。OS9の環境ではQuarkXpress、OSXではIndesignが多く使われている。

Adobe InDesign CS3
Adobe InDesign CS3 が、ページレイアウトソフトの新たなスタンダードを打ち立てます。クリエイティブの可能性をさらに広げる革新的なデザイン機能、そして反復作業を自動化する生産性向上ツールの数々を搭載し、他のアドビ製品とのスムーズな連携が可能。長文ドキュメントのパブリッシングや XML ワークフローにかつてないスピードと効率をもたらします。


楽天で探す

アドビストアで探す

【番外編】
オフィス入稿利用の場合

多くの印刷通販会社では、オフィスの入稿を受け付けている。
WordやPowerpointで作成した原稿はもちろん、Excelで作成した原稿も印刷用データに変換して印刷することができる。この場合、使用している印刷機械はIllustratorなどで入稿した場合と同じものを使用して印刷するのである程度キレイには仕上がる。「プロがデザインしたように」とはなかなかいかないが、制作系ソフトを購入するまでもない場合は試してみる価値はある。

おすすめ記事

体験レビュー・印刷通販コラム 新着記事