10部〜の少数部OK。オンデマンド印刷のメタリックカラーをバンフーオンラインショップで注文してみた
今回筆者が気になったのは、バンフーオンラインショップに登場したオンデマンド印刷のメタリックカラー。
「金色や銀色のインクを利用する」というと、どちらかというと大量印刷向きのイメージがありますが、今回バンフーオンラインショップで使えるようになったメタリックカラーは、オンデマンド印刷機を利用するので、10部〜という少数部からでも注文できるもの。
というわけで今回は、同一デザインで通常のフルカラー印刷と、メタリックカラー印刷と比較してみたいと思います。
自作データを利用する場合はIllustratorデータ限定のオプションです。
メタリックカラー印刷に対応した商品は?
バンフーオンラインのメタリックカラーに対応した商品は以下の通り。(2020年7月現在)
- オンデマンドチラシ印刷
- 名刺印刷(オンデマンド印刷)
- オリジナルトランプ印刷
- オンデマンドチケット印刷
- オンデマンドポストカード印刷
- オンデマンドカード印刷
- オンデマンドメンバーズカード・診察券印刷
- オンデマンドスタンプカード・ポイントカード印刷
印刷物の定番である、チラシや名刺などの他、メンバーズカードやトランプなどにも対応しています。
テンプレートを利用してファイルを作成
ファイル作成は、メタリックカラーのページから、各商品の専用テンプレートファイルを利用して作成します。
データ作成は簡単で、「Gold」「Silver」「White」の各特色は指定のレイヤーに、それ以外は「制作レイヤー」に配置して、テンプレートに入っているスウォッチからカラーを選択するだけです。
ちなみに、「White」は他の特色とは併用できません。
今回作成したデータがこちらです。
CMYKで指定する「制作レイヤー」
メタリック以外のデータを配置するのがこの「制作レイヤー」。
今回は「Thank you」の文字を「C:0%,M:0%,Y:0%,K:93%」で配置しました。
ゴールドのデータ
「Gold」レイヤーには、ゴールドで指定するデータを配置します。
シルバーとメタリック(シルバー×フルカラー)のデータ
特色のシルバーと、その他メタリックカラーを配置するのがこちらの「Silver」レイヤー。
シルバー単色の場合は、シルバーテンプレートのスウォッチの『Silver』を使用。
その他メタリックカラーは、スウォッチから指定する方法(『FXMetallic』『PANTONE+ Metallic Coated』『PANTONE+ Premium Metallics Coated』の中から好きな色を配置)と、シルバーとフルカラーを掛け合わせることで、任意のメタリックカラーを作成する方法があります。
今回は、通常のシルバーに加え、PANTONEのMetallicから1色、色指定しました。スウォッチのリストから選択するだけなので楽々ですね。
利用できる特殊色は最大26色までです。
注文画面でのメタリックの指定
メタリックカラーを使用する場合は、注文時のオプション選択の加工オプションで「特殊色トナー追加」を選択。納期そのままでオプション指定できます。
ここで「複数色使用して、どれを選択すれば良いのかわからない」といった場合は、「オンデマンド印刷のメタリックカラー」ページ>「ご注文方法」から、データ上で使用した色をチェックすると、オプションでどれを選択すればいいのかチェックできます。
今回は、A7カード片面カラー/オンデマンド印刷 1日アートポスト200kg/10部という条件で、「シルバー+ゴールド」を選択。
今回の条件の場合、オプション価格は+329円でした。こちらの価格は、印刷枚数や商品によって変動します。
オンデマンド印刷機を利用するので、版代がかからない分リーズナブルな上に、注文する用紙サイズ内であれば加工面積で価格が変わらないのはお値段がわかりやすいですね。
また商品によっては最短当日発送も可能です。
メタリックカラー印刷の商品が到着!通常カラーと比較してみた
1日納期で予定通り東京からの発送。今回は2日後に九州に届きました。
今回は同一デザインで、メタリックありのものと、似た色でメタリックなしのものを発注しました。
写真では若干わかりにくいですが、メタリックカラー印刷オプションを指定したものは、インク部分に光が当たるとキラキラ光ります。
加工部分に凹凸がり、ツルッとしている箔押し印刷とは違い、どちらかというと極々細かいラメが入ったような風合いですね。パール系のマニキュアのような質感をイメージしてもらうと近いかもしれません。
今回のように、小さな面積に単色で使用するのも簡単に光沢が出せて面白いですが、その他にも写真とシルバーを組み合わせることで、写真の一部をメタリックにする加工なども施すことができ、工夫次第で印刷物のデザインの幅をぐんと広げることもできそうです。
尚、テンプレートから手軽に注文できるWeb編集サービスでも、名刺・ポストカードといったメタリック商品を作ることができます。気になった方は要チェックです!