グラフィックでポストカード印刷

紙の印刷物を作成するデザイナーなら一度は利用したことがあるのでは?というくらいメジャーな印刷通販大手グラフィック。今回はそんなグラフィックで、ポストカード印刷を注文してみます!

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Step.1テンプレートを利用して宛名面も簡単作成

まず、テンプレートをダウンロードします。

グラフィックトップページ>テンプレート

「テンプレート」>「カード(名刺)印刷テンプレート」より「ポストカード(100×148mm)」のテンプレートをダウンロードできるのですが、今回は私製はがきを作成するため宛名面のデザインも必要になります。

郵便番号枠や切手枠の規定内で一からデータを作成することももちろん可能ですが、そこは時短したいところ!そこで便利なのが「ポストカード宛名面 サンプルテンプレート」です。こちらを利用すると郵便番号枠や切手枠のデザインが楽々作成できます。

もちろん横型もありますよ。

グラフィック_宛名面テンプレートダウンロード画面

Step2.有料サンプルからの用紙の選択

続いて、「ポストカード印刷・はがきDM印刷」のページより注文します。

そして用紙を選択しようとして驚いたのが、その対応用紙の豊富さです。オフセット印刷で利用できる用紙はなんと50種類!もちろんそれぞれ重さが選択できます!

オフセットでの用紙ラインナップ

オンデマンド印刷では種類が減りますが、それでも20種類というラインナップから選択がすることができます。

オンデマンドでの用紙ラインナップ

ここで活躍するのが、以前取り寄せた有料ペーパーカタログです。

ポストカードで利用できる用紙の中で、無料版のペーパーカタログ内に収録されていたのはコート・マットコート・上質・ミラーマルチの4種類なのですが、それ以外の種類の用紙はバッチリ、有料版のペーパーサンプルに収録されていました。

グラフィック用紙サンプル比較

むしろこれはよほど用紙に詳しくない限り、有料版ペーパーカタログがないとグラフィックの豊富な用紙ラインナップを上手に活用できないのでは…?

実は他の印刷会社さんを利用する際でも、取り寄せたサンプルに収録されていない用紙を調べるために筆者はこの有料ペーパーカタログを利用することがあったりします。有料なだけありますね!

ちなみに今回は「しこくてんれい 180kg」で注文しようと思います。

Step3.注文

用紙が決定したところで、今度こそ注文へ。

様々なサイズのカードが作成できますが、今回注文するのはスタンダードな100×148mmのポストカード。注文部数が多ければオフセット印刷がお得ですが、今回は100部の小ロットのため、お安いオンデマンド印刷での注文です。

しこくてんれい180kgオンデマンド印刷料金表

オンデマンド印刷だと、最長納期が5日のようでした。

価格は
[サイズ]:ポストカードサイズ
[色数]:両面モノクロ
[用紙]:しこくてんれい180kg
[印刷部数]:100 部
[納期]:5営業日発送
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価格(税込):1,744円
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全国送料無料です!あとはカートに入れ、支払方法やデータ修正などを指定して注文。

注文には会員登録とログインが必須です。

支払い方法は、代金引換、銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済、来店払い。法人向けには請求書払い、自動振替、Paid(後払い)も使用できるようです。

今回はクレジットカード決済を利用したので、あとは入稿を残すのみ。

1/7 23:03 【注文】「注文内容ご確認メール」が届く

1/7 23:07 【決済】「クレジットカード決済完了」メールが届く

Step4.Illustratorからの「ダイレクト入稿」

グラフィックのデータ入稿方法は
・Illustrator上で自動データチェック・入稿ができる「ダイレクト入稿」
・PDFをWeb上で自動データチェック・入稿ができる「PDF入稿」
・ブラウザからデータをアップロードできる「Web入稿」

の3種類。

自動データチェックのできる「ダイレクト入稿」と「PDF入稿」の場合、印刷会社からデータチェックをしてもらう時間が短縮できる上、ポイントも2%還元と美味しいので今回は「ダイレクト入稿」を利用することにしました。

ダイレクト入稿をするには、専用プラグインのインストールが必要。「ダイレクト入稿のページ」より、Illustratorにプラグインをダウンロードします。

プラグインをインストールしてIllustratorを起動したら、対象ファイルを開いて「ウインドウ」>「グラフィックダイレクト入稿」を開きます。

するとログイン画面が表示されるので、ログインして「現在の注文状況を表示する」から対象の注文を選択。Illustrator上でオモテ面とウラ面の原稿をそれぞれ指定します。

今回利用する「しこくてんれい」は、オモテ面とウラ面で質感が違う用紙なのですが、「羽根柄面」と記載してあるのがとても親切だと感じました。

オモテ面と裏面、どちらも問題なくアップロードできれば、なんとこれで入稿できているそうです!すぐに入稿処理完了のメールが届きました。

1/7 23:22  【入稿】「入稿処理完了のお知らせ」のメールが届く

1/8 00:27  「『受付日』確定のお知らせ」メールが届く

■受付日  :2019/01/07

■出荷予定日:2019/01/12

1/11 18:10 【出荷】 「グラフィック発送完了メール」が届く

今回は予定日より1日早く出荷してもらえたようです。

グラフィックの詳細

グラフィックのポストカードが到着!

1/12

ヤマト運輸の配送で、京都の竹田工場より商品が到着しました。ハガキサイズぴったりのコンパクトな箱で助かります。 グラフィックのエコ梱包はがき

今回はビニールやクラフトを使用しないエコ梱包。(標準梱包だと+300円になります。)
開封すると、あ!!結構派手に潰れてる!!と思い少し焦りましたが、枚数を数えてみるとなんと今回は16枚も予備が入っていたので、潰れていた上3枚除いても十分余裕がありました。ありがたいですね。

グラフィックのエコ梱包中身

今回利用した用紙「しこくてんれい」は表面に羽のような紙の繊維が織り込まれているのが特徴。物によっては繊維の部分にインクが乗っていないものもありましたが、これは想定内でした。和の雰囲気を醸し出してくれます。

しこくてんれい180Kg厚さ目安

今回は両面モノクロでの印刷。ペーパーカタログはオフセット印刷だったこともあり、ペーパーカタログとはインクの色味は当然違いましたが、そこは仕方がありませんね。モノクロなので詳細な色味はわかりませんが、満足の仕上がりでした。

両面K印刷濃度目安

今回注文してみて、何より印象に残ったのが取り扱い用紙種類の豊富さです。

印刷の価格は激安を売りにしている印刷会社さんと比較するとお安いとは言い難いのですが、グラフィックの豊富な用紙ラインナップを活用すれば、印刷物をよりイメージ通りに仕上げることができるのではないかと思いました。

入稿時の「ダイレクト入」稿も、プラグインをインストールするのは多少手間だなと思いましたが、一度インストールしてしまえば次回からはIllustratorから直接入稿することができて、とても便利。

デザイナーに愛用者の多い印刷会社というのも納得ですね!

グラフィックの詳細