印刷の産業構造と成長率
最終更新日: 2009年01月07日
印刷業界全体としては、長くマイナス成長が続いている。
2003年の印刷業製造品出荷額(17年経済産業省工業統計:従業員4人以上)は6兆5085億。その他製版行5416億、製本・加工が2271億。
バブル崩壊以降の受注減から、近年景況感の回復に伴い若干回復基調ではあるものの、6年連続のマイナス成長は他産業から取り残された印象。
印刷は典型的なピラミッド型の産業であり、業界は底辺の広いピラミッド構造を形作っている。
従業員30名以下の事業者が94%。
中小印刷業者は大手の下請けで受注を獲得する産業構造になっており、今後もオフ輪に積極的な投資が必要となってくることを考えると、印刷会社間の合併や提携が活発化すると考えられる。
*参考文献:『日本マーケットシェア事典2006』