まだまだ夏の暑さも続いておりますが(お盆過ぎの方が暑いのはなぜなのでしょうか!?)、間もなく9月。

9月といえば大学や専門学校は後期授業の始まり。学業ももちろん大切ですが、10月~11月の学園祭シーズンのための準備を始めなければなんていう学生さんも多いのではないでしょうか。今回はそんな皆さんに、学園祭のライブやトークショーなどの入場券として使えるチケット印刷サービスの価格や印刷の特長を、当サイトの「アイテムを探す」の中のチケットの項目に登録されている中から、比較的価格がお得なプリントパックプリントネットグラフィックの3社で比較してみました。

各印刷通販会社のチケット印刷サービスとは、A5判サイズ程度に収まる縦長もしくは横長で、一箇所ミシン目を入れた印刷物のことを指す場合が多いです(一部の会社はミシン目をオプションとしている場合もあります)。

※条件は以下の通り
●チケット印刷(ミシン目一箇所、横長チケット)
用紙:マットコート110kg(非対応の会社あり)、出荷日:4営業日以内発送、部数:100部、カラー:片面4C
印刷方法:少部数のため各社共にオンデマンド

コストで選ぶならばプリントパックプリントネットか!?

上記の条件で本サイトで紹介している印刷通販各社を比較してみると、コスト的に有利なのはプリントパックとプリントネットでした。

プリントパックは上記の条件で1,780円、次に安かったのはプリントネットで2,050円でした。

価格的にはプリントパックがやや優位ですが、プリントネットは紙が厚手の用紙からの対応で、この価格は180kgのマットコートでの見積りとなります。一般的に厚い紙の方が高い傾向にありますので、紙の違いを考えると価格は違えど、お得感はそれほど変わらないのかもしれません。また、プリントネットは納期設定が最長で3営業日以内なのも有り難いところです。

ちなみにプリントパック、プリントネットともに横長チケットの仕上がりサイズは170x54mmです。ミシン目の位置はいくつか制限があるものの(斜めには入れられないなど)、実用的に使える位置にはほぼ自由に指定できます。

“出典:www.printpac.co.jp/contents/lineup/catalog_ti.html#kakaku”

“出典:http://odahara.jp/omitumori/card/”

デザイン重視のあなたには、用紙セレクトの幅広さとサイズ対応の柔軟さが魅力的なグラフィック!

一年に一度の大切なイベント、コストよりもデザインを重視して、来てくれる方の印象に残るものを作りたい!という方もいるでしょう。

そんな方はグラフィックのサービスはいかがでしょう。こちらは上の条件でグラフィックが5,010円でした。

上の2社に続く価格帯ですが、グラフィックのチケット印刷サービスが魅力的なのは、ある程度サイズが自由に選べること、用紙の種類の豊富さを挙げることではないでしょうか。

サイズは短辺50×100mm~100×220mmの中から自由にサイズ設定が可能です。用紙は一般的なコート紙や上質紙に加えて、ヴァンヌーボやアラベールなどの紙の風合いを大切にしたファンシーペーパーや、カジュアルな風合いと色が特徴的なクラフト紙などのなんと19種類の用紙からの選択が可能です。もちろん紙を替えることによって、価格もさらに高くなります。しかし、デザインに工夫を凝らした、それ自体が学園祭イベントに来た思い出に残るプレミアム特典のようなチケットを作れると考えると、それほど高いとはいえないのではないでしょうか。ちなみにグラフィックはナンバリング付きのチケット印刷や、短冊上に綴じる加工(天のり加工)にも対応しているので、より大規模なイベントでもしっかりと対応可能です。

“出典:http://www.graphic.jp/lineup/offset/ticket.php”

ペーパーレス化によって、逆に紙のチケットの価値が見直されています

以上、今回は3つの会社のチケット印刷サービスを紹介しました。

最近はSNSやネット上の予約サービスなどによるペーパーレス化によって、紙のチケット自体を手にする機会もずいぶんと減りました。しかしそんな中、逆にデザインなどの工夫をこらしたチケットは、お客さんの手に残る記念品ともなり、イベント自体の価値をアップさせる役割もあります。実際とある中古レコードCDチェーン店では、数十年前のライブのチケットの半券を高額で買い取るなどのサービスをしており、紙のチケットへの再評価もどんどん高まりつつあります。

あなたが関わるイベントの価値をさらに上げるためにも、ぜひチケット印刷サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

(執筆者:will be will be ヤナギダヒロユキ)