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どんな業界にも、医療系なら医師免許や看護師免許といった具合に業務にまつわる資格がありますね。もちろん、印刷業界にもあります。
裁断や印刷のための機械にまつわるものや、デザインに関する資格など、誰もが知っているというものばかりではありませんが関連資格も多くあります。

今回は、印刷業界ではどんな資格があるのかを調べてみました。早速みていきましょう!

印刷技能士

印刷機械は精密機器で、機械制御の部分も多く、人の手など入る余地がないような存在であると同時に、温度の違いで紙が通らなくなることもあるようなデリケートな存在です。
そこで、印刷機のトラブルに対応したり日頃の手入れをするなど、「経験」と「勘」だけでなく科学的な知識が必要となります。
それが、印刷技能士!印刷に必要な技能を認定するもので、なんと国家資格である技能検定制度の一種なんです。凸版印刷とオフセット印刷に分かれており、それぞれ1級と2級があります。
どの工場にもいなければならないといった決まりはありませんが、年々受験する方も増えている資格です。高品質の印刷物を安定して提供できる目安にもなりますね。
通販印刷企業も例外ではなく、公表されているだけでもプリントビズには一級技能士が現在5名、印刷屋さんドットコムいんさつ屋どっとびずにも一級技能士が1名在籍しているようです。

製版技能士

こちらも国家資格である技能検定制度の一種!印刷に必要な製版の知識が問われます。DTP作業・電子製版CEPS作業・プロセス製版カラースキャナ作業・プロセス製版校正作業の4種類の技能があり、それぞれ1級と2級に分かれ、受験するには一定の実務経験が必要です。

DTP検定

株式会社オラリオとワークスコーポレーションが実施する民間資格です。Ⅰ種プロフェッショナルDTPは終了してしまいましたが、Ⅱ種とⅢ種は継続して検定が行われます。
ソフトの知識中心となりますが、Ⅱ種はディレクションDTP、Ⅲ種はビジネスDTPとそれぞれ特徴が異なります。特にⅡ種は印刷物の制作や管理など全行程の総合管理者として活躍できる能力を証明する資格です。

DTPエキスパート

公益社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)が運営する民間資格で、DTP検定とは関連がありません。DTP検定は印刷会社だけでなく出版業界や企業の広報担当者なども取得することが多いですが、DTPエキスパートはより印刷に特化した専門用語や知識が必要となるため印刷業界でより価値がある資格供いわれています。
また2年二一度更新する制度をとっており、2から5回の更新はゴールド認証証、6回以上更新した場合にはDTPエキスパートにはブルー認証証が発行され、DTPエキスパートの中でもキャリアやレベルを計ることができます。

表示がなくても

これ以外もソフト関連の資格などはありますが、主なものはこの4つでしょう。この資格がないと仕事ができない・営業の許可がおりないというわけではなく、特に表示がない企業でもたくさんの資格保持者が活躍しています。
しかし、表示があると安心するといった意見もありますね。