株式会社新晃社 取締役 社長

森下 晃一 さん

お客様にはネットDEコムを安心して使っていただきたい。”通販疲れ”をなくしたい。

あちこちの印刷通販を試し、やっぱりどこも安心できないと”通販疲れ”に陥ってしまう方が結構いらっしゃるようです。そういう方に「安心」を届けるにはどうしたらいいのだろう?ネットDEコムでは、輸入紙を廃止して国産に一本化し、お客様には担当者氏名を明示し、検品ルールを徹底するなどの手法で通販の問題点を解消していきます。

工場を川口に一本化された意図を教えて下さい。

従来は都内の、田端と町屋に2か所の工場を抱えていました。町屋の方はUV印刷の工場だったのですが、断裁や加工などは本社工場に持ち込んで行う必要がありました。
おかげさまでネットDEコムをはじめて、案件が増えておりましたもので、移動に伴う時間的なロス、コスト的なロス、それから品質保持の問題などから一つの工場に集約致しました。
当日お届けの商品は、自社トラックでお届けしておりますが、工場から都心まで20~30分で行きます。また本社機能のある田端からのアクセスが良いというのも必須条件でした。

印刷通販と対面営業はどのように棲み分けされてますか?

人と人が接していないと分からないような、弊社側で背景を理解し気を効かせる必要があるものは営業が打ち合わせを重ねながら進めます。それから何回も色校正を出して確認するものや、弊社が設計から携わらせていただくものも営業が外せません。
逆にネットで受注をいただくのはお客様側で要件を固めることができるものです。チラシや冊子や展示会のカタログなど。展示会のカタログは、中身を何回か差し替えたりしながら複数のバージョンをオーダーいただくことも多いです。それからチェーン店など支店毎に少しずつバージョンを変えてご発注いただくようなものも、ネットが多いです。ネットで何百件とリピートオーダーしてくださる方もいらっしゃいます。
うちは担当者の氏名をお客様に開示しているので、中にはお電話をかけてきて「ああ、○○さん?」って感じでお話ししていただき、人間関係ができてることも多いです。

通販なのに担当社員の氏名を開示していただけるのですか?

社員の方も「○○さんにやってもらって助かった」「○○さんに指摘をしてもらって事故が未然に防げた」などお客様に言っていただくと励みになっているみたいです。
もちろん、一番の目的は顔の見えない印刷通販に発注していただくお客様に担当者名を明らかにすることで、安心してお取引をすすめていただくということです。
お客様の信頼を勝ち得るために、担当社員の氏名を明らかにしていますし、納品前の検品も社内規定に基づいて慎重に行っています。色味の安定についてはJAPANCOLORの認証を受け月に1回チェックをしています。また、今後は品質の安定しない輸入紙の利用は廃止し、国産に一本化します。

輸入紙と国産紙の違いはどこですか?

輸入紙はコシがなく、触った感じの質感で人気がありませんでしたね。インクの乗りがわるかったり、色や厚さなど品質がバラバラで安定していないので、増刷などされたときに「前回と違う」というご意見にもつながります。デザイナーさんなどからは「国産紙に統一してほしい」という要望を多くいただきましたので、ここはやはりお客様に安心してご発注いただくためには、輸入紙を廃止し国産に一本化するべきだろうという結論に達しました。お客様はやっぱり、いろんな印刷通販を使ってみられて、比べてみて、どこも安心できないと”通販疲れ”をしてしまう方が多くいらっしゃるようです。それは大変もったいないと思いますので、少なくともネットDEコムではお客様に安心して使っていただけるようにと考えています。今年で印刷通販をはじめて4年になりますので、今後はネットDEコムならではの独自色を出していきます。

森下社長の、将来の夢を教えてください。

仕事が安定した暁には、どこかに短期留学に行きたいです。長期は無理だと思いますが、短期で。オーストラリアか、ニュージーランドか。人生で少しはそういう期間があってもいいんじゃないかと思っています。

ありがとうございました!

運営者のコメント

真摯で優しく親しみやすい森下社長。この出会いは心に残り「競争の激しい印刷通販業界でこんなにお人柄の素晴らしい社長さんがいらっしゃるんだなぁと」嬉しく清々しい気分になりました。
ご活躍を応援しております!

2014年05月16日

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