ネット通販を立ち上げた事で、身近な人に日経グループのノウハウを還元できるようになったのが嬉しい。

日経印刷に就職した上野さん。以前は知人から「名刺を作りたいんだけど」「バンドのチラシを作りたいんだけど」などと相談されても「うちの会社は、そういうのはできなくて。」と断わるしかなかったそう。今は通販を立ち上げて、小ロットの印刷物や個人のお客様でも相談にのれるのが嬉しいとのこと。

立上げから通販サイトに関わり事業を作ってきた。最初にオーダーをいただいた時のことは忘れられない。

上野さんに続いて２人目の通販サイト専業スタッフとして抜擢された藤谷さん。オーダーするお客様にわかりやすいように、社内でミスが起こらないように・・・業務を一から、考えながら、効率化しながら創り上げてこられました。

日経印刷さんの「グラフィックガーデン」という大規模な工場が完成して間もないころ、編集部は一度、工場見学にお伺いしたことがあります。2009年の事でした。この「グラフィックガーデン」は敷地面積約1,800坪、延べ床面積3,600坪というガラス張りの巨大でキレイな建物です。
中にはすごい数のPCやデザイナーさん達、管理の行き届いたサーバールーム、林立する最新型の印刷機、ベルトコンベアーで一気通貫に冊子をつくる製本機、セキュリティの厳しい梱包作業場、雨にぬれずに荷積みできるトラックヤード。環境にも配慮されており、加工の際に出た断裁紙は自動で吸い上げられ四角いブロックに固められ、リサイクルに回されます。そして在庫管理のために１Fから４Fまで吹き抜けの倉庫があり、人ではなくロボットが荷物の出し入れをしていました。
編集部はうなりました。小規模な印刷会社さんがほしくても手に入らないであろう圧倒的な設備が、そこにはありました。
この工場見学は、お客様に向けて不定期で開催されています。工場見学開催の際はこちらに案内が出ますので、ご興味のある方は参加できると思います。

実は編集部は、ユアプレスさんで冊子を印刷したことが複数回あるのです。
ユアプレスさんのサイトはシステムの作りこみがしっかりしていて、読まなければいけない注意書きの文字量がとても少ないです。これは助かります。良いシステムとは、注意書きがなくてもユーザーに迷いを生じさせないシステムだと思います。また、いつでもお電話がすぐにつながるところも助かります。そしてデータチェックの段階で「このままでも印刷できますが、修正をお勧めします」というようなご指摘を何点かいただけたことも印象的でした。まあ、編集部はその助言を無視して無修正で刷ったところ・・・仕上がってから「助言を聞いておけばよかった！」と後悔したクチですが。

なにはともあれ、編集部のような個人に毛が生えた程度のユーザーでも日経グループのノウハウを享受できるというのはありがたいことです！