Vol.1 – 北本貴子さん ～ ネット印刷の可能な印刷物・価格や評判を印刷通販徹底比較

デザイナーとして必要な知識は印刷通販サイトから貪るように学んだ

３児の母であり、ママ応援コミュニティ『mmyme』を運営するラナンキュラス株式会社の代表でもある。デザインはいつも真剣勝負。ママとしての感性とコミュニティの力をフル活用してデザインにあたる。時にはコミュニティのママ達にモニターとなって意見をもらったり、アンケートに答えてもらったりしながら紙面を構成していく。ママ特化型マーケティングとDTPデザインを融合させた彼女の仕事術とは―。

デザイナーとして独立されたきっかけは？

北本さん ： 子供を産むのが早く、２０歳の時に最初の子をうみました。その後事務の仕事をしていたのですが、老舗企業だったのでパソコンができるのは派遣の数人の女子だけ。必然的にパソコン周りの仕事は全てやらされました。その中に、飲食チェーンのチラシを作るなどDTPの仕事もあり、元々デザインが好きだったのか楽しくやらせて頂いていました。

その後２５歳、２８歳と出産して２０代で３児の母に。IT企業などに務めましたが子供の病気などで休みが重なると気兼ねしてしまい・・・家でできる仕事は何かと考えた時に、好きだったデザインを仕事にしようと思いました。

どうやってお仕事を広げられましたか？

北本さん ： 最初のお仕事は知人からの紹介でした。その後は口コミやfacebookでお仕事がつながってきて・・・そうこうしているうちに、ママコミュニティを運営していた関係で「ママ向けの商品を出したんだけどどう思う？」等の相談が多くなってきました。自分なら、コミュニティのママたちにモニターになってもらって意見を聞いたり、アンケートをとったりしながらデザインすることができます。

デザイナーなんて掃いて捨てる程いるけれど、自分にしかないことは何か。それが「ママ」としてのデザインでした。”３児の母”が強みになりました。

印刷通販を使われるようになったきっかけは？

北本さん ： 最初は独学のデザインでしたから、印刷会社の営業の方と話をすることもできませんでした。知識がないからと舐められるのも嫌でしたし、それに自宅に打合せに来てもらう訳にもいきません。営業マンと直接会わずに済む方が都合が良かったのです。必然的に印刷通販を使い始めました。

最初に作ったデータは恐らくめちゃくちゃだったんでしょう。最初 プリントパック というサイトに入稿したら「トリムマークがついていません」「アウトラインがかかっていません」など丁寧にサポートメールがかえって来て、それぞれに解説コンテンツへのリンクが付されていました。当時はそのHow toコンテンツを貪るように読んで吸収して・・・印刷通販でDTPを学んだようなものです。最初に読んだサイトのコンテンツがいまだに一番読みやすく、今日までつづくリピーターです。

今までにプリントパック、ライオン名刺、活版名刺ドットコムなど使いました。

従来型の印刷会社は使いませんか？

北本さん ： もちろん、今では営業マンのいる従来型の印刷会社さんも使わせていただいています。２つ折りのパンフレットとか、W折とか・・・通販でちょっと見つけづらいですよね。そういうのは従来型の印刷会社さんに頼みます。あとは数万のロットでオーダーが来ると通販では金額が載っていないので、そういう大きいものとか。営業マンの方とのお付き合いもかねて、定期的に出します。

これから取り組んでみたいデザインは？

北本さん ： ママ向けのものは積極的に取り入れていきたいです。ママたちとのコミュニティを絡め、リサーチ、デザイン、プロモーションを絡み合わせて仕組化していく予定です。

なるほど。ママコミュニティを運営される北本さんにかかると、デザインの段階からマーケティングは始まっているのですね。今後も更なるご活躍をお祈り致しております。

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