「社員同士、信頼しあってるからきちんと仕上げることができる」

アルプスPPSのスタッフは、それぞれ印刷の工程を熟知した社員で構成されている。製本や後加工のオペレーターもしっかりしていて、社員同士信頼しあっているから、安定した品質できちんと仕上げることができる、と仲川さんは考える。

ふだんはどのようなお仕事をされていますか？

データが入稿されてくると、まず種類によってデータチェックの担当者に案件が割り振られます。データチェックの担当者は私を含め数名います。担当した案件は我々がお客様との窓口になり、納品まで一貫して担当します。もちろんデータの話だけではなく、納期、価格の話まで含め。製版のことを分かる人間がお話しないと、お客様にちゃんと伝わらないですから。私は価格表に乗らないような特殊ケースを担当することが多いので、お客様とのコミュニケーション量は多いです。

担当制はアルプスPPSさんの強みですね！お客様と接するのは好きなほうですか？

はい、印刷業界で仕事をしてかれこれ１６年になりますが、その間には来店型の店舗で接客をしていたこともあるんです。デザイン制作をしていた時は、私がお客の立場で印刷会社さんとやり取りしていたこともあります。お客さまの立場で考えることもできるし、接客経験もあるので、いまその両方が活かせて嬉しいです。
お客様とのコミュニケーションを細かくとることで、思いがけず褒め言葉をいただいたりもします。昨日も発送日の確認でお電話を差し上げたら、「他社からのりかえたばかりだけど、アルプスさんはとっても品質がいい。なんでその価格とその品質でできるのか不思議だ」って言われました。
担当した仕事が刷り上がるところまで見られる今の仕事は達成感がありますし、お客様と同じ目線でいろいろとご相談に乗ることができるので喜びは大きいです。難しい案件の時には、印刷に立ち会ったりもするんですよ。

完全データ入稿でも、仲川さんのようなデータチェックスキルは必要なのでしょうか？

もちろんお客様は完全データで入稿してくださるのですが、RIP処理（印刷用データに変換する処理）すると最初のイメージと全然違ってしまうというケースがあります。入稿データでは綺麗な絵柄で見えるのですがRIP処理すると全然違ったものになってしまう。なぜ、最初のイメージと違ってしまうかは製版経験のある人間でないと分かりません。
原因がわからないと解決できない。解決しようとしないでそのまま刷る、という通販会社もあるのかもしれませんが、うちはそれはやりたくないのです。
特にオフィス系のデータなどは、問題が起こると思っていた方がいいです。

オフィス系のデータはなぜ問題が起きるのですか？

まずオフィス系のデータはRGBという色を使って作られています。それを印刷に適合したCMYKという色に置き換えた時に必ずといっていいほど濁ってしまいます。最初からCMYKで作成できればいいのですが、オフィスはCMYKに対応していないんですね。それから、文字送りが変わってしまったりも普通にあります。画像が抜けてしまうことも多いですね。我々の方でも気を付けてみていて、できるところは修正しますが、画像の色味などどうにもならないこともあります。
オフィスでデータを作成されている場合は、お客様の方でもWEB校正を確認していただくのが良いと思います。

アルプスPPSさんの強みはどこにあるとお考えですか？

一つは、きちんと担当者がお客様とコミュニケーションをとりながら納品まで導くというところですかね。担当制であること、お客様とのコミュニケーションが多いところというのはお話してきた通りです。
もう一つは、社員同士が信頼し合っているというところですか。データチェック担当もそうですが、製本スタッフや後工程の担当者も皆印刷を熟知した社員です。信頼しあっているメンバーでできるということは、社内で働いている私たちからしても安心できる。お客様にも安定した品質で納品できるということだと思います。

お仕事忙しいと思いますが、ご趣味は何ですか。

車が好きで、今平成３年式のスカイラインに乗っています。２２年も前の車です。いろいろ乗ったんですけど、最終的にスカイラインに帰ってきました。スカイラインが一番”車らしい車”という気がしてます。最近の車はどうしても乗せられてる感じがしちゃう。車好きは運転しているだけで気分転換できます。修理などに結構お金もかかるのですが、ちゃんとメンテナンスして、いつか時間ができたら愛車であちこち旅したいです！

ありがとうございました！

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