白インクが目を引く!アドプリントの「白印刷名刺」でシンプル&スタイリッシュな名刺を作成してみた
最終更新日: 2024年06月11日
アドプリントで白印刷名刺を作成しよう!
オンデマンド印刷が一般的になった近年の名刺といえば、フルカラーのものが一般的ですが、そんな中一線を画すのが、白印刷の印刷物。ショップカードなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか?
シンプルだけどかっこいい白印刷名刺ですが「一体どうやって作るの?」「どこで頼めばいいの?」という方必見!
今回はアドプリントの白印刷名刺を実際に作ってみました!
アドプリントの白印刷名刺の概要
アドプリントの白印刷名刺は、色付きの高級用紙に、デジタルオフセット(オンデマンド印刷)の白インク1色で印刷を施してくれる商品です。
気になる用紙ラインナップは以下の6種類。
- ブラック250kg
- ディープブルー250kg
- レッド250kg
- 再生クラフト186kg
- クラフトボード206kg
- ゴールドシリオパール258lg
いずれの用紙もしっかりと厚みがある用紙なので、高級感を持たせることも期待できそうですね。
フォームから指定できる印刷サイズは、91×55mm / 89×51mm / 85×49mm / 86×52mm / 100×148mmの5種類。
100×148はポストカードサイズなので、「白印刷ポストカードも作成できる!」という認識で良さそうですね。ちなみにそれ以外のサイズも問い合わせで相談できるようですよ。
後加工も、箔、型押し、角丸、折リ線、穴加工、ミシン目が選択可能。
ただし、白色のベタ塗りの部分に後加工をする場合は白インクが剥がれる可能性があるので非推奨のようです。
白印刷用データを作成しよう
それでは早速、白印刷用のデータを準備してみましょう。
テンプレートのダウンロード
まずは入稿案内ページより、テンプレートをダウンロードしましょう。
今回は一般名刺サイズで作成したいので、「特色印刷商品」の中から「白印刷」>「一般サイズ(91×55)」を選択します。
尚、同じ白印刷を使用するテンプレートでも、「名刺・カード」分類内の「CMYK+WHITE印刷」のテンプレートは別商品のテンプレートなので注意しましょう。
データの作成
テンプレートをダウンロードしたら、データを作成します。
配置が必要なデータは「印刷データ」と「完成データ」の2種類。
「印刷データ」は、実際に印刷する際に利用するデータで、K1色で「White」レイヤーに配置します。
さて、ここで白印刷データの作り方です。
基本的には、モノクロ印刷用のデータと作り方は一緒で黒インク(K)の指定でデータを作成します。
ただし、白印刷の場合は「白く印刷される部分」が黒(K)指定になるので、簡単な方法としては一旦仕上がりイメージ通りにモノクロデータを作成して、モノクロ色を反転すればOKです。
「完成データ」は、完成イメージの見本となるデータです。
こちらは、用紙色が黒の場合は最初に作った仕上がりイメージデータ通りをそのまま使用すれば問題ありません。
その他の用紙で作成したい場合は、背景となる部分の色を「完成データ台紙にご利用ください」の箇所から色を取って配置します。
ちなみに、こちらも「White」レイヤーへの配置で今回は問題ありませんでした。
グラデーションを使う場合の処理について
グラデーションを利用する際は、「グラデーションは不透明度ではなくカラーパネルの%指定のグラデーションを調節してください」とテンプレートあります。
今回のデータのグラデーションの箇所を例に挙げると以下のような感じです。不透明度は100%のまま、黒インクの濃度で指定しましょう。
「印刷データ」「完成データ」共に、テキストはアウトライン化してから保存しましょう。
白印刷名刺を注文しよう
注文は「白印刷名刺」のページから。
希望用紙や数量、データ形式や後加工の有無を選択して、「カートに入れる」をクリックします。
発注可能枚数は100枚からです。
金額を確認して「注文へ進む」をクリック。
あとは注文フォームに沿って注文を進めていきます。
白印刷名刺の営業日・製作期間は7営業日。後加工がある場合は9営業日になります。
注文フォーム内か、決済後にマイページより入稿すれば発注完了です。
- 支払い方法
- 銀行振込・代金引換・コンビニ決済・ATM決済・クレジットカード・銀行ネット決済・請求書後払い(法人・個人事業主向け)
- 配送料
- 500円もしくは600円。地域によって変動(購入金額1万円以上の場合は送料無料(中継料は別途発生))
注文締切は、毎営業日 午後5時。
午後5時までに、完全データと入金完了をした時点を基準として翌営業日から納期がカウントされます。
商品の到着
商品注文から8日後に佐川急便で到着しました。
今回は紙箱入りです!カッコイイ!開けてみると既にカッコいい!
早速詳細を見てみましょう。
ちなみに今回は片面で注文しましたが、両面印刷も可能です。
今回利用した用紙はディープブルー250kg。白インクが綺麗に馴染んでいるため、写真では極端に青かぶりしているように見えるので、比較用に油性ペンを置いてみました。
白インクが、元の用紙の色と馴染んでいてとても綺麗ですね!用紙の色が出るので白というより、ぱっと見ブルーシルバーっぽくも見えます。
はっきりとインクが乗っているので、文字部分も視認性は高いですね。
アドプリントでは白インクを3度刷りしてくれるそうで、その工程がこのはっきりとした白を出しているのかもしれません。
右上部のロゴ部分の「SINCE2023」の部分は4pt程度の小さい文字だったので、そもそも完全に潰れてもおかしくないなと思っていたのですが、ちゃんと読めます。
今回は工務店の想定でロゴと名刺を作成しましたが、想像以上に和風デザインと相性が良さそうだなと感じました。
グラデーション指定の場合ははっきりと
一点失敗したのが、グラデーション部分です。
作成データでは、K10o%からK44%へのグラデーションなのですが、仕上がった物だと「よく見るとかかっているのかもしれない…」程度。
グラデーション自体はOKということなので、指定をするなら極端にかけた方がよいのかもしれません。
高級感が出て満足度が高い
用紙によって価格は変動しますが、今回は、ディープブルー250kg/91×55mm/片面/100枚で 1,830円(送料別)でした。
個人的に、満足度はかなり高めでした。
色だけで言ってみれば、白い用紙にダークブルーで刷ればコストは低いかもしれませんが、同じような質感は当然出ません。また、単色でも白インクというだけで格好良く仕上がってくれるので、シンプルなデザインで格好良くしたい!という場合にもおすすめです。
後加工とも組み合わせが可能なので、色々試してみたいですね。印刷商品の面白さを再確認させてくれるアイテムでした。