グラフィックのアイロンプリント印刷でオリジナルTシャツ・バッグを作ってみた
印刷通販グラフィックでアイロンプリントシートを注文してみよう!
印刷された絵柄やイラスト・ロゴなどをアイロンで布地に圧着する「アイロンプリントシート」。
家庭用インクジェットプリンターでプリントする用紙も販売されていますが、ネット印刷でもオーダーできるいうことをご存知でしたか?
というわけで今回は印刷通販グラフィックでアイロンシート(熱転写シート)を注文してみました
グラフィックのアイロンプリント印刷の特徴は以下の通り。
- 1枚から作成可能
- 一片最小1.5cm〜最大42cm
- 濃色・淡色両方対応
一般的な家庭用プリンターの場合白インクは使用できないので、白などの淡色の生地には淡色用のプリントシートを、黒・紺などの濃色用の生地には濃色用のプリントシートをと、別々に印刷する必要があります。
しかし、こちらの商品はCMYK+白インクで印刷してくれるので、どちらの淡色・濃色どちらの生地にも対応。
しかも1枚のシートに濃色用のデザインと淡色用のデザイン、両方を配置できちゃうんですね。
データの作成方法
プリントできるサイズは、25平方cm~1200平方cmまで対応。
上記サイズに収まるように、最小サイズは1.5cm、最大サイズは42cmで作成しましょう!
1枚あたりの面積は、商品ページの計算フォームを利用すると便利です。
こちらの商品はテンプレート必須商品なので、専用テンプレートをダウンロードしてデータを作成します。
用意されているテンプレートは、Illustrator形式とPhotoshop形式です。
テンプレートの「デザイン」レイヤーに印刷したいデザインを原寸で配置。
尚、デザイン作成上の注意はテンプレート内に記載されています。
あんまり細い線や、ぼかし・透かしのあるデザインは再現が難しくなるようですね。
今回は、複数種のデザインを1シートに配置してみました!
尚、このように1シートに複数枚付け合わせた場合はカットして納品はできません。
カットした状態での納品を希望する場合は、1種ごとに注文を分けましょう。
価格はサイズと納期によって変動
注文は商品ページから。価格はプリントサイズと納期によって変動します。
ちなみに今回は最大サイズの「面積1200平方cm以内」に該当。
該当のサイズから、枚数/納期を選択して注文します。
納期は2日・4日・6日から選択可能です。
選択する納期によって、1回に注文できる枚数が違いますのでそこは注意しましょう。
ちなみにアイロン用のリケイ紙は注文1件につき1枚を無料提供してもらえます。
追加で必要な場合はオプションで購入可能です(1枚50円)。
- 支払い方法
- 代金引換
- 銀行振込
- クレジットカード
- コンビニ決済
- オンラインID決済(楽天ペイ、PayPay、au PAY、d払い)
- Paid(後払い)
- 配送料
- 2,000円以上の注文で送料無料
- 2,000円未満の場合は送料500円
注文後にマイページからWEB入稿ができますが、スマートチェックには非対応なので入稿後はオペレーターさんの返信を待ちます。
アイロンプリントシートが到着!
ヤマト運輸で商品が到着しました。
商品現品の他にA4サイズのリケイ紙と説明書が付属していて親切!
これをチョキチョキ切ります。
ちなみにグラフィックのサイトによると、この印刷はフィルムプリント方式。
専用のフィルムに印刷されています。
JISによる洗濯試験(L 0844)、摩擦試験(L 0849)で4-5級の結果を得ており、市販のプリントTシャツと同等の洗濯耐久性がございます。
ということで、耐久性も期待できます。
既に写真でもおわかりいただけるかと思うのですが、びっくりする程発色が良く鮮明。
単色のロゴはくっきりと、色が潰れがちで複雑な黒猫の写真もしっかりと再現されていますね。
この時点で既に家庭用プリンターでは到底出せないクオリティ。
後は緊張のアイロンプリントです。
いざアイロン転写!
それではいざ転写してみましょう!
まずはポロシャツに転写。
アイロンを中温度に設定して、硬い板の上に新聞紙15枚程度(今回は古雑誌を使用)、生地、アイロンシート、リケイ紙の上に重ねます。
そして上から上から圧力をかけるようにして、1箇所につき10秒程度プレスしましょう。
圧着したら、完全に冷めるまで放置します。
完全に冷めてからゆっくりと剥がします。
ここで完全に冷めていないと柄が浮いてしまいます。
シートを剥がしたら、しっかりと圧着させるために更にリケイ紙を置いて1箇所につき5秒程度圧着!
最後にゆっくりとリケイ紙を剥がしたら完成です!
ちなみにこちらのアイロンプリントは、140℃の熱に耐えられる綿、ポリエステル素材を対象としています。
試しに今回は、いろいろな素材に圧着してみました。
こちらは綿60%・ポリエステル40%。
こちらはポリエステル100%のTシャツ。
袖に圧着してみました。
素材の違いというよりは、若干薄めの生地だったので引っ付く場所が少ない分、他のものと比較すると少し頼りないくっつき具合。
そして綿100%のコットンバッグ。
これは厚めの生地ですが、生地の密度が高いものの方がやはりしっかりと圧着されている感じはあります。
転写時のポイントは?
実際に試してみて、生地素材の違いよりも、特に重要と感じたのが転写の際の方法!
- しっかりと上から体重をかけて圧着する
- 細かい文字などはズレないように特に念入りに圧着する
- しっかりと冷ましてから剥がす
圧着すればする程しっかり転写できるのはもちろん、しっかりと冷ましてからの方が、熱が若干残っている場合より断然綺麗に剥がすことが出来て、結果、失敗のリスクを下げることができます!
また、生地に段差がある箇所は若干転写しにくかったので、襟周りなど縫い目が近い箇所は、より念入りに圧着させることをお勧めします。
圧着された箇所は、固くならずにしなやかな仕上がり。
生地との境界線も気になりません!
濃色の生地にプリントした場合も、白インクのおかげで鮮明な色合いで転写することができました。
綺麗なプリントで市販品並みのクオリティも実現できる!?
今回は、アイロンシート1200平方センチ以内1枚/2営業日で3,580円(配送料込み)でした。
ちなみに同条件で6営業日だと2,940円(配送料込み)。
納期を短めにしたのでその分料金はかかっていますがアイロンシート1枚に11枚のデータを配置したので、生地代と合わせても、結果ウエアプリントを注文するよりもコストを抑えながら、ウェアを作成できました。
アイロン転写の利用ならば、生地選択が自由にできるのも嬉しいところですね。
耐久性はこれからですが、何せプリントが綺麗なので市販品にも見劣りしていないのではないでしょうか?
ご家庭にプリンターをお持ちのない場合にも便利なのはもちろんですが、ここまで綺麗なプリントは家庭用インクジェットプリンターでは再現できないことも確かです!