11種の箔カラーから選べる!アドプリントの箔押し加工名刺
ワンポイントでも存在感抜群!箔押し加工名刺を作ってみよう
型押しやホログラムなど、様々な後加工のバリエーションを持つ印刷通販「アドプリント」。
そんなアドプリントの名刺の中から、今回は特殊加工の定番!箔押しの後加工付き名刺を注文してみました。
出典:アドプリント 箔押し名刺
サイズは最小1mm×1mmから指定でき、自由に指定可能。ということで早速作ってみましょう!
箔押しカラーは選べる11種類
箔押しといえば定番の金・銀から赤・青といった色付きのものまで様々な種類がありますが、アドプリントで使用できる箔カラーは有光(7種)、無光(2種)、ホログラム箔(2種)の全11種。
金箔、銀箔は有光・無光・ホログラムの3種から。カラー箔は有光で赤・青・緑・茶・黒が用意されています。
アドプリントの箔押し種類
選ぶ箔の種類で雰囲気が変わりそうですね。
尚、特殊加工名刺のサンプルも請求することができますが、同封される箔押しサンプルは「金箔(無光)」のみです。
箔押しデータを作成しよう
専用テンプレートをダウンロードしよう
箔押し名刺を作成するには、専用のテンプレートが必要です。
テンプレートのページより「名刺・カード」>「名刺」>から、任意の名刺サイズを選び、クリックします。
出典:アドプリント 箔押しテンプレートの場所
ダウンロードされたフォルダを展開すると、Illustraotのファイルが格納されています。その中からファイル名に「haku」と付いているものを使用しましょう。
「(haku)」とついているものを選びます
アドプリントの箔押しデータの作成方法
今回は、オーソドックスな55×91mmの縦型名刺を作っていこうと思います。
Illustratorでファイルを開きました。詳しい作成方法はテンプレートに記載してありますので、それに沿って「Design」レイヤーにデータを配置していきます。
ファイルの上面に「表」の面のデザインを、両面印刷の場合は下半分に「裏」の面のデザインを配置します。
箔押しテンプレート
今回は片面のみの作成です。
- 完成データ(箔押しを含めた全体のレイアウト確認用イメージ)
- 印刷データ(箔押し以外の、実際に印刷されるデザインデータ)
- 箔データ(箔押しの型用)
それぞれを、用意されているアートボードに配置しましょう。
箔押しのデータは、K(スミ)100%で、太さ0.3pt以上、文字の大きさ3pt以上で作ります。
箔押しテンプレート
筆者おすすめの作成方法は、最初に完成イメージを作成し、その後に「印刷データ」と「箔押しデータ」に同じデータを配置し、それぞれの不要な部分のみを削除(箔押しデータはK100%に変更)する方法です。
これだと位置のズレが起こりにくくなります。
尚、箔の周りを罫でぴったり縁取るなどのデザインの場合、箔押しのズレが発生した場合にデザインが崩れる可能性があるので、若干ズレても不自然ではないデザインにした方が無難です。
作成したファイルは.ai形式で保存すればOK。これでファイルは完成です。
箔押し加工名刺を注文してみよう
名刺・カードの商品ページから、希望の用紙・サイズを選びましょう。
今回は一般サイズ(91×55)のアートポスト220kgを注文します。商品ページから、希望の色数と枚数を選びましょう。
出典:アドプリント 色数と枚数を選択
今回は片面4色でつくります。
数量、そして「▼後加工」の「箔」から、希望の箔の種類とサイズを入力します。
出典:アドプリント 名刺注文ページ
決まったら「カートに入れる」をクリックし、あとは注文フォームに沿って注文を進めていきます。
通常、制作期間は7営業日です。
- 支払い方法
- 銀行振込・代金引換・コンビニ決済・ATM決済・クレジットカード・銀行ネット決済・請求書後払い(法人・個人事業主向け)
- 配送料
- 500円もしくは600円。地域によって変動(購入金額1万円以上の場合は送料無料(中継料は別途発生))
注文締切は、毎営業日 午後5時。
指定時間までに完全データと入金完了をした時点を基準として翌営業日から納期がカウントされます。
金ホログラム箔の名刺が到着!
商品注文から9日後、エアパッキンタイプの封筒に入った状態で商品が届きました。配送は佐川急便です。
商品の到着。ケーズ付きです。
そして仕上がりがこちらです!
今回選んだ箔は「金ホログラム箔」。
「箔押し名刺」というと高級感があるものを思い浮かべがちですが、カジュアルなデザインのものでもバッチリ合いますね。
箔押し名刺(金ホログラム箔)
角度が変わると色味が虹色にキラキラ変わって面白いです。
通常の印刷と箔押しの違いを手元で楽しめるのは、印刷物ならではの楽しみですね。
キラキラです!!
ただ、今回はアートポストで作成しましたが、写真でもわかるように相性が悪かったのか全体に擦り傷が多くついていました。用紙との相性はよく考えて作成したいですね。
箔押しの型はつかないタイプ
今回は片面で作成で、おもて面に箔押し加工を施してもらっています。
箔押し加工というと、箔押しを施した部分がエンボス加工同様、ぽこんと凹んでいるイメージがある方も多いのではないかと思いますが、こちらの商品の仕上がりでは、裏面に型の跡が響いていません。
名刺の表と裏
こちらが箔部分のアップ。
あまり凹凸がないのがおわかりいただけるでしょうか。
箔押し部分のアップ
金属風のメタリック箔を重ねて型押しし、箔フィルムを紙に定着させる加工です。出典:アドプリント
両面印刷などで、裏面には箔押しの跡を付けたくない場合に向いていそうですね。
版代がかからないので小ロット向き&リーズナブル
今回の価格は、アートポスト220kg/ 91×55mm/片面4色/箔サイズ34mm×6mm/100枚で2,310 円(送料別)でした。
箔押し加工なしの場合、470円なのでオプション代が1,840円ですね。
金属の型を使って用紙に圧着させるオーソドックスな型押しの場合、1枚ごとの箔押しの代金のほか、専用の型の作成代(版代)が数千円(多くは3,000円台〜)必要になります。
そのため、あまりに小ロットだと1枚あたりの単価がかなり上がってしまうのですが、アドプリントの箔押しは版代が必要ないので、小ロットでも利用しやすいのが特徴。
箔押しは興味があるけど費用がネック!という方も比較的試してみやすいのではないでしょうか。
ただし、版代が必要な印刷会社のように、一度作った版を保管してもらい再利用してもらうことは不可となっています。