シンプルでも後加工で個性的に!型押し(エンボス)+角丸名刺を注文してみた
後加工を使って名刺をもっと個性的に!
ビジネスユースにぴったりなオーソドックスな名刺から、特殊加工の個性的な名刺まで、多様な名刺を取り扱うアドプリント。
様々なサイズと用紙の組み合わせから用途に合った名刺を作成できるのが魅力ですが、今回はそこに更に個性をプラスできる、後加工オプションを追加した名刺を作成してみたいと思います。
6種類の後加工の中から今回付加するのは、型押し(エンボス)と角丸(ラウンド)です。
後加工「型押し」
アドプリントの型押しは、文字や絵柄を立体的に浮き出すエンボス加工。印刷会社によっては型押し=デボス(凹ませる加工)を指すことも多いですが、アドプリントではエンボスの方を指します。
基本サイズは20×20mmですが、その他サイズも可能。
後加工「角丸」
角丸は、その名の通り印刷物の角をラウンド状にカットする加工で、アドプリントの場合は4隅全てをカットで1セットとなります。
ラウンドは6mmと4mmから選択できます。
型押しデータを作成しよう
角丸については、注文時にオプション選択をするだけで付加することができますが、型押しは、専用テンプレートから型押し箇所を指定する必要があるため、今回は型押し用テンプレートを使用してデータを作成します。
型押し用テンプレートをダウンロード
テンプレートは商品とサイズごとに用意されています。
今回は、一般サイズで作成するので、「入稿案内」ページ内「商品別テンプレート」から、「名刺・カード」>「名刺」>「一般サイズ(91×55)」をクリック。
ダウンロードされたフォルダ内から、箔押し・型押し用のテンプレートを使用します。
型押しデータの入稿データ作成方法
Illustratorを使用してテンプレートを編集していきます。
ファイルには、向かって左から
- 完成データ(※全体のレイアウト確認用)
- 印刷データ(※実際に印刷されるデザイン)
- 型押しデータ(※型押しの型用)
を配置していきます。
左から、まずは完成データと印刷データ。
完成データはレイアウトの確認用なので、型押し含むデザイン全体のイメージを配置します。
今回は型押しイメージをグレーで入れましたが、特にここは色指定などはありません。
印刷データは、型押し箇所以外の印刷されるデザインを配置します。
そしてこちらは型押データです。
- K100%
- 線の太さ0.3pt以上
- 文字サイズ3pt以上
で作成しましょう。
尚、今回は片面印刷のみなので、テンプレート上半分「表」にのみ配置しました。
両面印刷を希望する場合は、下半分の「裏」にもデータを配置します。
テンプレートにも記載がありますが、文字のアウトライン化や画像の埋め込みはお忘れ無く!
保存形式はIllustratorの.ai形式でOKです。
詳しい作成方法は、データ作成方法のページを参照しましょう。
型押し・角丸名刺を注文しよう
質感が柔らかい仕上がりが良いな、ということで今回は「高級名刺」のカテゴリから「ビレッジ172kg」を選択。
色数や枚数などを選んでいく中で、「▼後加工」から「・角丸」と「・型押し」の箇所のプルダウンを希望に合わせて選択します。
角丸は「4mm」と「6mm」から。
今回は「6mm」で注文します。
型押しは、「サイズ直接入力1個」と「サイズ直接入力2個」、もしくは「20×20mmサイズ」から選ぶことができます。
尚、今回は「20×20mmサイズ」で注文します。
サイズを任意で入力する場合は、型押しの製作可能サイズ範囲内で注文しましょう。
・最小サイズ : 1×1mm
・最大サイズ : 81×45mm(名刺の場合)
加工内容を選んだら「カートに入れる」をクリックし、あとは注文フォームに沿って注文を進めていきます。
営業日・製作期間は、後加工ありの場合は7営業日。
今回は後加工を2種類付けましたが、納期が更に伸びることはありませんでした。
尚、最小ロットは選択する用紙によって異なりますのでご注意ください。
- 支払い方法
- 銀行振込・代金引換・コンビニ決済・ATM決済・クレジットカード・銀行ネット決済・請求書後払い(法人・個人事業主向け)
- 配送料
- 500円もしくは600円。地域によって変動(購入金額1万円以上の場合は送料無料(中継料は別途発生))
透明名刺の注文締切は、毎営業日 午後5時。
午後5時までに、完全データと入金完了をした時点を基準として翌営業日から納期がカウントされます。
商品の到着
注文日より8日後に発送連絡があり、その4日後に佐川急便で商品が到着しました。
仕上がりがこちら!クッキリとしたエンボス加工が施されています。
ビレッジは、細かい波のような凹凸のある用紙。エンボスで浮き出した部分も波模様の質感がそのまま残っているような仕上がりになりました。
質感が目立つ用紙は、1枚1枚個性があって面白いですね。
厚さが172kgと、名刺にしては比較的薄めなので、角丸はデザイン面での魅力の他に、角潰れ防止にもちょうど良いように感じました。
今回は、アドプリントの型押し名刺の固定サイズである20×20mmに合わせ、横幅20mmのワンポイントでロゴを配置しました。
データを作っている時は、「ロゴがエンボスのみって目立たないのでは?」という葛藤を持ちながら作っていたのですが、仕上がった物を手元に見ていると、そこがかなりオシャレ度をアップさせています。
片面印刷なので裏面は無地。今回は表面にデータを配置しましたが、裏面にメインとなる印刷を施せば、デボス加工(凹ませる加工)風にすることも可能のようです。
6mmの角丸を選んだので、かなり丸みがあって可愛らしい仕上がり。
ちなみに今回配置したロゴの線は、おおよそ0.7mm(2pt程度)です。
後加工オプションでより印象に残る名刺を。
お客さんにお渡しすると「エンボスがオシャレ」「手触りが良い」「印象に残りそう」と好評でした。
実際に手に取る名刺だからこそ、独特な質感を感じることができるエンボス・角丸加工は印象作りにも一役買ってくれそうです。
価格は、ビレッジ172kg/片面カラー/角丸+エンボス加工/100枚で3,080円(配送料別)。1枚あたり約31円ですね。
ちなみにアドプリントは、エンボスの型代が不要!
型の保管や同じ型を利用しての増販はできませんが、作り切りや、少ない枚数でエンボスを利用したい時にでも、手軽に安価で利用できるのもメリットなのではないでしょうか。