チラシ・フライヤーやポストカード、名刺など、いわゆるペラものの印刷物を発注する際にもっとも多く指定される加工といえばPP加工でしょうか。
印刷物の表面にPP(ポリプロピレンフィルム)を熱圧着させることで、紙自体を丈夫にして強度を上げたり、ツヤやマット感を演出して見た目を整えたりできます。
PP加工は印刷物の耐久性と耐湿性もアップさせるため、ペラものだけでなく、冊子印刷の表紙加工にも多用されていますね。

そこで、今回は印刷通販6社のPP加工オプションについて大特集!気になる価格や納期加算、PPの種類なども詳細比較していきますよ!
 

グラフィック

 
ネット印刷のグラフィックでは、表面加工オプションでPP加工を選択することができます。

出典:グラフィック

グラフィックのPPは通常のPP(つやあり)とマットPP(つやなし)があり、名刺からポスターまでさまざまな印刷物にPP貼り加工を施せますよ。

納期加算はものによって1日~・価格は基本料金+単価で算出されます。

出典:グラフィック

一例として、A4/B5サイズ・つやPP片面の場合は基本料金が2500円・単価は100枚までなら1枚6円となっています。

出典:グラフィック

また、うちわ印刷など、両面PP貼りが可能な印刷商品もあります。

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ちなみにグラフィックではPP加工以外の表面加工として、高級PET貼りニス加工なども選べます。
 

プリントパック

 
印刷通販のプリントパックでは、つやPPとマットPPの2種類のPP加工を提供しています。

出典:プリントパック

PP加工は基本的に1営業日プラスとなりますが、実際の納期加算は部数によって変動するとのこと。

出典:プリントパック

また、片面へのPP貼りか・両面かによっても変わってきます。
PP加工オプションの価格は、サイズ別100枚ごとに設定されていて、片面つやPP・A4/B5サイズ・100枚なら2090円で利用できますよ。

出典:プリントパック

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ファインワークス

 
ネット印刷のファインワークスでは、光沢とマット2つのPP加工を加工オプションでつけることができます。

出典:ファインワークス

納期加算は1日で、お値段は基本料金+単価で料金決定となりますが、250枚以下なら一律で単価込みの価格/A3以下サイズ・光沢PP片面だと5225円でOKです。

出典:ファインワークス

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そのほか、ラミネート加工・PPラミネート加工といった表面加工もやっています。
 

プリントネット

 
印刷通販のプリントネットでは、特殊表面加工(PP加工)は得意なオプションの一つです。

出典:プリントネット

プリントネットならオーソドックスなPPといえる光沢PP・マットPPだけでなく、一部商品/一部紙種であればホログラムPP(クラックドアイス)も選択OK!

出典:プリントネット

出典:プリントネット

納期加算も10000部まではプラス1日なので、利用しやすいですね。
料金例としては、A4チラシ・フライヤー印刷でPPを貼る場合、基本料金2300円+単価3.9円で注文可能です。

なお、ペラものにPPを貼りたい場合、紙種は135kg以上の厚みを持つコート・マットコート・アートポスト・ホワイトアートポスト紙に限られるため、よく確認して発注しましょう。

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そのほか、ラミネート加工ニス加工も手がけていますよ。

よみプリ

 
ネット印刷のよみプリでは、ポスター印刷のみPP加工が可能となっています。

出典:よみプリ

使用紙種は110kgか135kgのコート紙・マットコート紙に限られますが、A3からB2まで全てのポスターサイズにPPをかけることができますよ。
よみプリのポスター印刷PP加工はグロス(つやあり)かマット(つやなし)から選べて、納期加算はプラス1日となっています。

出典:よみプリ

料金はA3ポスター/グロスPP片面の場合、基本料金4600円+単価10円で発注可能です。

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マヒトデザイン

 
印刷通販のマヒトデザインでは、主力商品の名刺印刷でPP加工を指定できます。

出典:マヒトデザイン

納期加算はプラス3営業日と少しかかりますが、料金加算は100枚ひと箱なら2200円とわかりやすく、両面PP貼りでこのお値段なのでお得です。

出典:マヒトデザイン

PPの種類はクリアPP(艶あり)とマットPP(艶なし)があり、しかも標準的な印刷用紙以外にもPP加工が可能!(※一部エンボス紙などを除く)
OKカイゼルぞうげやアラベールスノーホワイトなどの紙種でもPPを貼れるのは、印刷通販ではちょっとレアですよ。
ただし、特殊紙にPPを貼ると紙本来の風合いは目立ちにくくなるため、その点は注意が必要です。

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印刷通販6社のPP加工比較、参考になりましたでしょうか。
PP加工は使用シーンが多いので、いろいろな印刷通販会社で試してみるのもよいですね。
ただ、PPをかけると紙種によっては大きく反りが出たり丸まってしまったりすることもあります。
サイズや印刷面のベタ塗りの有無によっても加工結果は変わってきますから、気になる場合は事前に問い合わせてみると安心でしょう。