フルカラーの印刷物を制作する際、ほとんどのケースでカラーモードを「CMYK」にすることが求められますね。
CMYKを選択できないアプリケーションで作ったデータ原稿や、スマホ入稿の場合などは「RGB」でもOK、となっていることもありますが、その多くは印刷所側がCMYKに変換した上で印刷されます。
すると出力結果はどうしても、少し色みがくすんだような見た目になるもの。

しかし近年は、オプションで高精細RGB印刷を可能にしている印刷会社も増えてきました。
中でも印刷通販のグラフィックでは、なんと4つの印刷方式でRGB印刷を実現!
各RGB印刷の特徴を知り、写真やイラスト作品を美しく刷ってみてはいかがでしょうか。
 

グラフィックのRGB印刷とは?

 
ネット印刷大手グラフィックでは、2022年6月1日にRGB印刷商品ページを新設しました。


印刷物の退色・くすみに悩むユーザーに向け、4種類のRGB印刷を詳しく解説するページとなっています。

各RGB印刷の特徴説明の他、Photoshop・CLIP STUDIO PAINT・Illustratorの使用アプリケーション別にデータ作成方法を案内したり、注意点についても触れています。

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以下に、各RGB印刷について紹介していきますね。
 

6色RGB印刷とスーパーリアル

 
グラフィックのRGB印刷のうち、ハイエンドデジタル印刷機で刷るのがこの2つ、6色RGB印刷とスーパーリアルです。

まず6色RGB印刷は、CMYKの4色にビビッドグリーン(VG)とビビッドピンク(VP)をプラスした6色でRGB再現する印刷方式です。
ビビッドカラーが入ることで鮮やかな表現が可能になり、特にグリーン系とピンク系の発色に秀でます


6色RGB印刷で一例としてポストカード印刷を依頼する場合、片面カラー印刷・紙種コート180kg・7営業日・最小ロット25部なら税込み2330円で制作可能です。
オフセット品質のため小ロットだと割高になりますが、大部数の利用時には通常印刷と比べてもそれほど遜色ない価格で発注できるでしょう。

次にスーパーリアルは、一般的なオフセット印刷のAMスクリーンに比べて高色域・高発色・高濃度の、めりはりある印刷結果が得られるRGB印刷です。
シャドウの潰れやモアレ発生が抑えられ、印刷物に立体感を持たせることが可能


ことにバイオレット系とグリーン系の色再現に優れ、コントラストのきいた出力結果が期待できます。
スーパーリアルは25部から利用OK・RGB印刷の追加料金は印刷代の10%加算となります。
 

ビビッドカラープリントとインクジェットプリント

 
グラフィックのRGB印刷のうち、オンデマンド印刷とインクジェットで刷るのがこちらの2つ、ビビッドカラープリントとインクジェットプリントです。

ビビッドカラープリントは、特殊トナーを搭載したオンデマンド専用機で刷るもので、印刷に高精細トナーを使用。くすむ感じを低減できます。
特にシアン・マゼンタ・グリーン系の退色を防げて、このように鮮烈な仕上がりになるのでイラスト作品に最適です。


こちらは対象商品で「オンデマンド」→「ビビッドカラープリント」を選択すると適用され、追加料金は印刷代の10%となります。

そしてインクジェットプリントは、名前通りインクジェット印刷で1部から注文できる上、RGB印刷の追加料金も不要の少部数に嬉しいオプションです。


こちらは対象商品で「オンデマンド」→「RGB印刷」を選択・入稿することで適用されます。

 

多くの印刷物をよりカラフルにプリントできるグラフィックのRGB印刷、ぜひお試しくださいね。

★なお、グラフィックでは2023年4月より、web入稿時のスタッフによる目視データチェックを「スマートチェック」に対応している印刷商品の場合、有料(税込み300円)とする変更が行なわれていますが、2023年11月13日以降RGB印刷もこの対象となるとのこと。

しかしスマートチェックは待ち時間もなく便利で手軽なサービスですので、まだやったことがない方もこの機会にトライしてみるのがおすすめですよ。

 

【関連リンク】スマートチェック ご利用ガイド

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