whooのウェブサイト
https://whoowhoo.com/
まず驚いたのは、生産設備が都会のど真ん中にあるということ。竹橋駅直結のパレスサイドビル地下3階から5階が印刷工場になっており、この立地で24時間稼働しています。
工場の中で、whooの名刺を印刷しているのは Indigo 7800 という機械 。オフセットに匹敵する品質のデジタル印刷機です。
クリアニスや立体箔 などの後加工がある場合、Indigoでプリントした名刺をJETvarnishという加工機械に移動します 。varnishというのはニスという意味。この機械で、ニスや箔の加工をします。驚いたことに、この機械はニスや箔を無版で印刷できるそうです。
JETvarnishで加工した後は断裁です。加工した名刺は凹凸があるので、上から圧力をかけていっぺんに断裁することができません。そこで、whooでは上から圧をかけず横から切り落とすスリッターで1枚ずつ断裁をしていました。
案内していただいた工程の中でも、特にJETvarnishは 特徴的な機械でした。導入しているのは日本で数台、ネットからオーダーできるサービスではおそらくwhooが唯一なのではないかというお話でした。
whooはデータ入稿が可能。ということは、クリアニスや箔などの後加工もオリジナルデザインで自由自在。どんな風に使おうか、あれこれ妄想が止まりません。思い切りリッチな名刺だって作れてしまいますね。
サイズも流行の真四角やミニサイズから選べますので、形から後加工までいろいろなところで個性を発揮できます。
広報部の武部さんは語ってくださいました。
「サービスを利用していただいている方の作品を拝見しているとお客様が皆さんご自身の世界観を見事に表現されていて、それも我々の予想をはるかにこえて本当に素晴らしい完成度で作っていただいていて、かっこいいのです。我々もこだわってサービスを作ってきてよかったと感動します。」
考えてみれば、名刺に説得力が必要な職業というのは結構たくさんあるのだと思います。
デザイナー、フォトグラファー、アーティスト、起業家、あるいはクリエイター など。名刺が自己表現のスペースとなり、それをきっかけにお仕事がひろがっていきます。
名刺という小さな紙片に何を表現するか。その可能性を広げてくれるのがwhooのようなサービスに違いありません。
2018年06月05日