CMYK変換不要!RGBモードでそのまま入稿できるグラフィックのビビットカラープリント
グラフィックのビビットカラープリントってどんなもの?
「印刷物を注文したら、画面で見たよりくすんで見える…」「RGBで作成したデータをCMYKに変換したら色が変わってしまった!!」なんてこと、ありますよね。
それを解決してくれるかもしれないのが、印刷通販グラフィックの印刷オプション、ビビッドカラープリント。
オンデマンド印刷専用のオプションで、特殊な高彩度トナーを使い、RGBカラーをできるだけそのまま、色鮮やかにプリントする技術です。モニターでしか表現できなかった色彩も、鮮やかに再現することができます。
同人誌用の原稿など、主にRGBモードでしか保存ができないペイントソフトからデータを作成する際にも活躍してくれるこのオプションですが、写真を利用した印刷物を鮮やかに見せたいときにも有効なのでは?
ということで、今回は写真データを利用して、ビビットカラープリントとCMYKモードで通常入稿した2つの印刷物を比較してみたいと思います!
写真を利用したデータをビビットカラープリントで入稿してみる
データ作成方法
ビビットカラープリントの印刷物は、RGBモードでそのまま印刷できるので、RGBモードで作成します。
指定できるカラースペースは、sRGBとAdobeRGBの2つ。
今回はAdobeRGBのカラーモードで、ポストカードデータを作成しました。
注文方法
商品注文の際に、「ビビットカラープリント」オプションを選択します。
続いて、「sRGB」と「AdobeRGB」、いずれかのカラースペースを選択します。
入稿データのカラースペースにかかわらず、選択したカラースペースに合わせた出力モードで印刷されるそうです。
あとは通常通り入稿するだけです。
今回注文したポストカード入稿は、通常ダイレクト入稿やPDF入稿が利用できるのですが、ビビットカラープリントの場合はweb入稿での入稿が必要のようですね。
ちなみにビビットカラープリントは、追加納期がつかないので納期が延びることはありません。
価格は、代金+10%。
今回は以下の条件で作成しました。
- ポストカード(オンデマンド)
- 5日納期
- 表面カラー・裏面モノクロ
- マットコート180kg
- 10枚
料金は、CMYKの場合は1,400円。
ビビットカラープリントの場合は、追加料金が+140円なので、合計で1,540円でした。
通常のCMYKで印刷した場合との比較
今回は、CMYKモードで作成したデータと、ビビットカラープリントを利用したデータ、2タイプのポストカードを注文したので、比較してみましょう。
こちらが普段通りCMYKモードで作成したポストカード。
そしてこちらが、ビビットカラープリントオプションをつけたもの!
いかがでしょうか。ビビットカラープリントオプションをつけた方が彩度が高く文字通り「ビビット」な仕上がりなのが一目瞭然です。
今回はいずれも、写真ポストカードの定番とも言えるマットコート180kgにプリントしていますが、ビビットカラープリントオプションの方は、まるで写真用の印画紙に印刷したような鮮やかさです。
まとめ
デジタルカメラで撮影した写真はRGBカラーで保存されることがほとんど。撮影されたものを、ブラウザで見た鮮やかな色味のままの活かしたいときにはもってこいのオプションでした!
CMYKへの変換してからの色調補正することを考えると作業時間の短縮にもなりますし、価格も料金+10%と利用しやすいのではないでしょうか。