おとなり台湾の印刷通販事情 Vol.8            「日本・台湾印刷通販サイトのアプリ比較」

2014年01月11日

日本の印刷通販アプリ

日本の印刷通販アプリを見てみましょう。
日本の印刷通販サイトは様々なアプリで顧客獲得を行っています。

app_meishi

例えば、「みんなの名刺」というアプリは名刺をアプリで設計し、そのまま注文ができるアプリです。
このアプリの様に、ポストカードやシール、年賀状など多くの印刷物に対応したアプリが出ています。
機能としてはデバイスに保存された画像を自分好みに印刷物に配置し、スタンプや文字を書いたりすることでオリジナルデザインの印刷物が作成できる、テンプレートからデザインを選択し文字だけ入力する等スマートフォンデバイスのみで設計・注文まで完結するアプリが多いです。

 

台湾の印刷通販系アプリ

では、台湾ではどのようなアプリがあるのでしょうか。
まずは、前章以前でも紹介している印刷通販サイト「健豪(https://www.gding.com.tw/)」です。

app_kengo1

このアプリはサイト内で注文できる印刷物の価格をスマートフォンから見れるようになるアプリです。

app_kengo2

現在はアプリ内での設計や発注はできませんが、スマートフォンデバイスからPCサイトを閲覧しづらく、価格確認だけでもアプリ化をしようという試みでしょう。

今回は主にAndroidアプリの調査をしたのですが、台湾の印刷通販の会社からはほとんどアプリが出ていない状態でした。お隣の中国では、日本と同じ「スマホ設計型」のアプリが多くリリースされています。下のアプリは中国の「写真印刷」のアプリです。

app_postcard

まだ印刷通販のアプリまでは整備されていない台湾。
ポストカード文化が根強い台湾に、BtoCのアプリを日本企業が配信する余地はまだありそうです。

 

<執筆者>大石弘務(おおいし ひろむ)
1990年生まれ。box LLC. CEO&Founder 自社webサービス開発・運営を行う熊本のIT企業の代表を務める。30歳未満に限定した異業種交流会「コレカラ」の発起・運営を行う。また台湾のマーケット調査を行い、日本・台湾相互間の企業進出サポートを行う。

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