サイトシキさん ～ ネット印刷の可能な印刷物・価格や評判を印刷通販徹底比較

ストーリーのないロゴはつまらないし、共感されないと思う。だから過程を公開しながら創ることにした。

ロゴデザイナーであり、六本木リバ邸の管理人でもあるサイトシキさん。「勉強をしてない分、アニメや音楽やオシャレに頭を使えて楽しい」と、固い年配者なら眉をひそめそうな発言も。しかしロゴ制作にはひたむきで、制作と情報発信を組み合わせた取り組みは堅実で力強く、地に足がついていた。

お住まいの「リバ邸」というのはどんな場所ですか？

「リバ邸」というのは、家入一真さんが発起人となって立ち上げられた”居場所”、少額で住むことができるシェアハウスのような場所です。僕はデザイン学校時代から出入りしていて、就職活動もしなかったのでそのまま住むことに。はじめて来たときは、本当にすごい人達ばかりで圧倒されっぱなしでした。何とかこの人たちと関わりたいとおもったけれど、自分にできることがなくて悔しくて。どうにか、なにか自分ができることはないかとまじめにデザインの勉強をはじめました。

学生時代デザインの勉強をしていなかったのですか？

デザイン専門学校では楽しいと思ったことがなかったし、課題も提出していませんでした。そもそもデザイン学校に入ったのは勉強も就職もしたくなかったから。島根で育ったんですが中学時代も高校時代も遊んでばかりいて、学校にほとんど行ってなかったです。勉強をしてない分、アニメや音楽やオシャレに頭を使えて楽しかったです。

真面目にデザインに取り組んで何か変わりましたか？

リバ邸つながりで「解放食堂」のロゴをやらせてもらえることになりました。と言っても先輩の力を借りながらでしたけど。でも「解放食堂」のロゴをリリースしたら反響がすごくよくて、その時はじめて周りの皆に認めてもらえた気がしたんです。それでめちゃくちゃ楽しくなりました。僕はアニメとか、音楽とか、オシャレとか好きなんです。その全部を仕事にすることはできないけど、ロゴ制作であれば全部に携わることができる。そう考えるとロゴの可能性はすごいと。もっと世界中に自分のロゴをちりばめたい。

「ランサーズ」のコンペにもロゴを応募されているようですね？

先日のサイボウズさんのロゴコンペでは、採用はされませんでしたが応募総数1437点もあった中で、ユーザー投票1位だったんですよ。採用されなかったけど自信になったし、あのロゴを見て個別にお仕事依頼がくるようになりました。コンペに参加するときは、手描きのラフから、制作途中の段階、完成形までブログで公開しています。ランサーズのロゴコンペは1日でつくらないとこなせないんですけど「2日かければもっといいものができるのに」と悔しく思うこともあります。でも、1日でやったなら1日でやったなりのものを今の自分の実力と割り切って公開します、恥ずかしくても。正直にさらけ出すことでフィードバックがもらえたり、別の仕事の依頼をもらえたりするので。制作過程やそこに込めた意味を公開することで、見ている人も自然と愛着が沸いて、ロゴの持つストーリーに共感してもらえるようになるんだと思います。

将来はどんなデザイナーさんになりたいですか？

なんでも一番じゃないと気が済まないんですよ、そういうところでは負けず嫌い。だから一番のデザイナーになりたいです。ネット上で見ても一番かっこいいといわれているデザインって日本のものではなくて、そういう意味ではずっと日本に居るという将来は想像できないです。何をもって一番のデザイナーかは難しいですけど、僕がデザインしたらその商品やサービスが流行る、という域に持っていきたい。ロゴの制作過程を公開しているのは、そういう情報発信の練習でもあります。

印刷通販は使ったことありますか？

印刷は大抵クライアントさんの方で行うので、発注はしたことないです。でもクライアントさんに推薦はします。重視しているのは価格ではなくてむしろサンプルが充実しているか、紙の種類が多いか、という質のところです。街中で素敵な紙を使っているショップカードなど見かけたら、店員さんになんの紙をつかっているか聞き出してメモしたりして、後でネットで検索します。そういうのも勉強です。

貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました！

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